こんにちは。
大阪店の中野です。
いよいよ日本海サーフィンの季節が到来間近でしょうか??
最近はよく日本海へ訪れるようになりました。
ボードは相変わらずデーンピーターソンのボードを愛用しているのですが、太平洋でも日本海でもどこでも調子が良く、長らく愛用しているボードであります。
今年もいわゆる秋がない!!という年になりましたが、11月7日の立冬を迎えて一気に寒くなってまいりました。
現在の日本海のウェットスーツ指数は3mmフルスーツ以上といったところです。
先月の上旬はまだサーフトランクスでもサーフィン出来たイメージですが、逆に来月は一気にセミドライスーツといったところでしょうか??
現在シーコングではウェットスーツオーダーフェアを行っております。
ウェットスーツ年内の納期情報です。
●アックスクラシック ➡ 11月20前後まで
●カリフォルニアブランド ➡ 11月末前後!?
●ミルク ➡ 11月末前後!?
少しアバウトですがざっとこんな感じです。
すぐにお店で採寸させていただきます!!
もしもご検討中の方はぜひお急ぎください!!
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藤沢店の田中です。
今年の7月、自らプロデュースするウェットスーツブランド「July」のお披露目パーティのために来日したデーンピーターソンは、それに続いて藤沢の「MATARI」で開催された来日記念パーティにおいても近年のイベントでは最多の動員数を誇るほどの圧倒的な存在感を見せつけました。
もちろんそれは「July」のアンバサダーであるカリーナロズンコやローラミニョーによる集客効果もあったことは確かですが、それだけのスターを惹きつける魅力がデーンピーターソンにはあるということでしょう。
デーンは10代の半ばよりカリフォルニアサーフィン界のスーパースターの仲間入りを果たし、その後渡ったオーストラリアをハイパフォーマンス天国からシングルフィンログの世界に転換させた立役者となり、そして再び生まれ故郷のカリフォルニアに戻り創作活動を続けています。
彼は今も世界のトップサーファーでありながら、その活動においては自らをフォーカスするよりも製作者、創作者として身を置くことを好みます。
それは彼が長年にわたり写真家として被写体を最大限にアピールすることを主としてきたことが要因からかもしれませんが、とにかくサーフボードという作品をチームライダー、そしてお客様に最大限に満足してもらうことを信条としています。
一般的にサーフボードの製作者というのは自分の意見、ポリシーを乗り手、買い手に押し付けることが多く見受けられます。(ご自分が今まで関わったシェーパーを思い返してみれば、ご納得いただけると思います)
究極的にはロビンキーガルのように「作りたいものを作りたいときに作る」と、まさに芸術家の域に達するものもいますが、そこまで行かずともシェーパーは往々にして自分の考えをサーフボードに投影していきます。(お客様の意見を聞くふりをしながら、全然オーダー内容と違ったボードが仕上げってくることはよくある話です)
デーンピーターソンもご多分に漏れず非常に頑固で、自らの考えに自信をもっているのですが、彼が稀なのは、お客様の意見に真摯に耳を傾け、お客様の要望を最大限に取り込もうと努力することです。
時に自分の意見を強く主張することもあるのですが、それはお客様が迷っていたり、その知識がなかった時だけで、それ以外は「それだったらこうしよう」と、自分とお客様の考えの最大公約数を見つけるのです。
これはデーンがロスアンゼルスという大都市の出身であることが大きな要因であるのかもしれません。
シーコングが取り扱うブランドのほとんどはカリフォルニア州のロサンゼルス空港から約1時間ほど南に下ったオレンジカウンティという地域をベースにしています。
オレンジカウンティは白人の割合が非常に大きく、安全な住宅がとして知られ、そのために裕福な人々が集まってきているエリアです。海沿いに面するサーフタウンはその中でも特に”夢のカリフォルニア”と全米の憧れの地域として人気が高いために、サーファー達も家系を辿れば見かけによらず超リッチな一族の一人となることが多いのです。
そのような地域に育ったサーファーは、周囲の環境からいいモノを目にしたり手にする機会が多いので、様々なことにこだわりを持ち、本物志向になって行きます。
サーファーたちはモノの進化だけに捉われず、本物を追求し、その結果、サーフィンの本質がノスタルジーにあることを知るのです。
サーフボードだけではなく、古い車を所有したり、懐かしいメロディを叶えるミュージシャンになったりするのです。
裕福なだけにそれらのことについて没頭できるので、そこでは多くの創作がなされ、サーフボード以外にも様々なアートや音楽、ファッションが秦のサーフカルチャーとして世界中に発信されるのです。
”自由な発想が生み出され続ける”、それは言ってみれば家系が裕福なことが原動力ともいえるのです。
しかしデーンピーターソンは大都市ロスアンゼルスのゲットーの出身です。
父親は「シェーパーズツリー」にも名を残す名シェーパーではありましたが、ロサンゼルス市という大都会の中ではとても裕福というには至らず、家庭内もあれていたと本人は言います。
彼はオレンジカウンティ出身のシェーパー、サーファー達とは違い、自分自身で生活のすべてを作り上げなければなかったのです。
「仕事を真剣に頑張って、お金をためて、家を買いたい」とデーンはいつも言います。
そのために自分の仕事すべてに対し、後悔のないように最善を尽くす努力を重ねています。
お客様の声を聞き、お客様に満足してもらえるサーフボードを作らなければ、自分の将来が危ういと感じているのです。
だからデーンピーターソンは日本人の私も驚くほどに、すべてにおいて真剣勝負です。(カリフォルニアのとあるサーフボードの仕上げ工場主は「デーンはうるさいから一緒に仕事できない」と言うほどです)
窮屈すぎるほど真剣ですが、それはモノづくりにおいてはしっかりと結果につながります。
デーンの写真の作品を見ればそれを感じることができ、またデーンのシェープしたサーフボードを著名なサーファーが選ぶのも納得がいきます。
けっして気を緩めず、納得のいく仕上がりを求めるので、1本のサーフボードをシェープするために一般的なシェーパーの何倍もの時間をかけてしまい、それによってさらに生活を行き詰らせていると言えなくもないですが、それだけに彼の創り出すサーフボードは性能においてもビジュアルにおいても”完璧”を感じさせてくれるのです。
それこそがデーンピーターソンの”魂(ソウル)”なのです。
近々、来日時にオーダーされたカスタムボードが届きますが、それらに先んじて届いた、『アンヒンジドサーフボード by デーンピーターソン』 をご覧ください。
【チキンファット】
2023年最新NEWモデルの、誰でも気軽にノーズライディングを楽しめるボードです。
洗練されたアンヒンジドのラインナップの中では日頃よくある平均的なコンディションで使いやすいイージーライダーとなります。
ピッグ形状でありながら幅広のアウトライン、ノーズ、テール幅を有し、テイクオフの妨げにならない程度の適度なノーズコンケーブにより、イージーな乗り味が実現可能となっています。
ボード幅が広くなりすぎるとコントロール性能を失ってしまいますが、その弱点をダイヤモンドテールにすることにより克服し、カジュアルに楽しむことができます。
開発段階でデーンピーターソンは数々の友人にもテストをしてもらいましたが、誰もが「とてもサーフィンを楽しむことができるボード」と絶賛していました。
ハイエンドなアンヒンジドのボードを体感いただくのに最適なモデルです。
チキンファットに採用されているダイヤモンドテールはスクエアテール、スカッシュテール、ラウンドテール、ピンテールのフィーリングを集約したもので、デーンピーターソンの得意とする波の縦方向にもボードを動かすことまでも、取り込むことができる形状となっています。
デーンピーターソンのことが好きで、それでもちょっとハードルが高いなと感じる方、または素敵でクールなレディスサーファーの方、ぜひこのNEWモデルにご注目ください。
◎9'3ft チキンファット/Chicken Phat #493 ¥388,000(税込)
クリアー、オレンジピンライン、1/4インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
◎9'5ft チキンファット/Chicken Phat #494 ¥388,000(税込)
クリアー、ヴァイオレットピンライン、5/16インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
【エクイアス】
エクイアスは、ミディアムウェイトでユーザーフレンドリーなカリフォルニアスタイルのクルーザーをイメージするオールラウンドモデルに初代ロキシークイーンとして有名なカシアミーダーの意向を受けて少しチャレンジングな要素も加えられています。
ポイントブレイク、リーフブレイク、小さなビーチブレイクでより高いレスポンスを得て簡単にマニューバーができるように開発されています。
カシアミーダーはこのボードにおいて、長さは9'5ft、幅は22 7/8インチ、厚みは2 7/8インチを使用しています。
◎9'3ft エクイアス/Aqueous #496 ¥388,000(税込)
クリアー、1/4インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
◎9'5ft エクイアス/Aqueous #495 ¥395,000(税込)
ダーティピンクティント、5/16インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
【ラ・ローラ】
このモデルはローラミニョーの美しいバックサイドの優雅さをより際立たせるようなイメージで作られました。
ボトムの形状は少しロールしていて流れるようなターンをするために慣性が働くようにデザインした、ミディアムウェイトのパフォーマンスログです。
※ローラミニョーはこのボードにおいて、長さは9'4ft、幅は23インチ、厚みは2 7/8インチを使用しています。
◎9'4ft ラ・ローラ/La Lola #497 ¥388,000(税込)
クリアー、5/16インチダークウッドストリンガー+グルーライン、ボランクロス、サンドグロスフィニッシュ
◎9'6ft ラ・ローラ/La Lola #498 ¥395,000(税込)
クリアー、ウィステリアティントボトム&レール、5/16インチダークウッドストリンガー+グルーライン、ボランクロス、サンドグロスフィニッシュ
【ペトピッグ】
現在、世界を席巻するハイパフォーマンスピッグのオリジンです。
カットバックとノーズのコンビネーションを最高位で演出します。
独特のしなりがライディングをサポートし、大きな力を必要とせずに急角度のカットバックを可能にするとともにライディング時のフィーリングを感動的に和らげます。
フォームブランクスにワンランク軽い素材を使用し、ストリンガーも細めかもしくはウェッジストリンガーでボードがしなります。
これによってターンのきっかけがつかみやすく、力を入れすぎなくてもボードがターンに合わせてしなります。
またノーズライディング時はテールが態勢を整えるように歪んでいることがわかるほど、自分のライディングに最適なボードのベンドをおこします。
ボードに乗っているというよりも、オートマチックなボードを乗りこなしているという意識になれるため、サーフィンの満足度を高めてくれます。
◎9'4ft ペトピッグ/Peto Pig #500 ¥393,000(税込)
クリアー、1/4インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
◎9'6ft ペトピッグ/Peto Pig #499 ¥393,000(税込)
クリアー、1/4インチダークウッドストリンガー、サンドグロスフィニッシュ
ご自分のスタイルに一層の磨きをかけたいと願っている皆様、ぜひ世界中のトップサーファーたちを魅了するデーンピーターソンのボードに触れてみてください。
皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。
シーコング
田中