シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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カイエリスフリント特集!トロイの理想に一歩近づいたステップデッキ、ロビンキーガル来日記念ショー大阪からも参加しましょう!

こんにちは。

大阪店の森井です。

 

さて、連日お伝えしております「ロビンキーガル来日記念ショー」

 

残念ながら関西でのショーは開催されず湘南のみの開催となります。

 

しかし

 

関西人のフットワークの軽さは流石です。

 

この貴重な機会を逃すまいと、湘南まで行かれる方が結構いらっしゃいます。

 

女性一人で参加します!!という方まで!!

 

そして私、森井も行きます。

ちょうど休暇が重なり、トリップもかねて千葉湘南方面をぶらぶらしておりますので宜しくお願い致します。

 

諸々な話を事前にインプットされておりますが、初めてお会いするロビンに楽しみで楽しみで、すでに浮かれております。

 

そして、男前&べらぼうにサーフィンが上手いカイ&ユリコのナイスガイにまで会えるとは、まさに夢のような時間が過ごせることでしょう。

 

ガトヘロイのショーボードも今のところ関西に移動予定はございませんのでしっかりと目に焼き付けてきます!!!

 

お時間のある方はぜひ関西からもご参加下さい。

 

そして、当日店長中野は大阪店でせっせとボードを販売しております。

むちゃくちゃ行きたかったようです。

ユリコに会いたかったようです。

当日参加されないかた、中野の慰めに大阪店にてボードのご購入宜しくお願い致します!きっとそれが一番の慰めになると思います。

 

シーコング 大阪店

 

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こんにちは。

シーコングの新井です。

    

トロイが彼のインスタグラムに”最新のステップデッキ”に関するこのような投稿をしておりました。

 

(英文)
I never feel like any of my models are really done. There’s always things I want to change or improve. The stepdeck has always been one of my favorite boards to surf and shape; I’m always trying to dial something in with ikot. I’ve been on a rocker journey with this one. I’m stoked on my recent breakthroughs and how the new これでupdates have really tied this board together. I feel like I can put my mind at rest with this one for a little…swipe to the last slide to see what a rare moment of my mind at ease looks like

(日本語)
かれこれサーフボードのシェイプを長いことやって来たけど、自分のラインナップのどのモデルも本当の意味で完成したとは思っていなんだ。
常にボードが進化するように、機能的になるように、修正を繰り返しているよ。
ステップデッキは数あるモデルの中で乗るのもシェイプすることも好きなボードなんだ。
いつもボードがスペシャルに仕上がるように工夫しているんだ。
中でも最近ひらめいたアイディアによってステップデッキの完成度をより高めることが出来たんじゃないかな?
これで少しの間、このボードの事を考えなくてもすむかななんて思ってるよ。
最後の写真のホッとしている表情を見てほしいな。

 

この表情ですね。

かなりの手ごたえを感じているのではないでしょうか?

こちらは今回届いたお客様のカスタムボードのシェイプ直後の写真です。

美しいですね。

機能美という言葉がございますが、機能するものは無駄なものが排除されていて、観ても、乗っても気持ちが良いのでしょう。

トロイの手ごたえをぜひ感じていただきたいですねー。

完成形にまた一歩近づいたエルモアのステップデッキモデル。

こんなモデルです。

【ステップデッキモデルとは?】

エルモア・サーフボードのラインナップの中で、トロイ本人が1番フォーカスしているロングボード。

彼はこのステップデッキモデルを”エブリデイロングボード”と称しており、その名の通り、彼が最もよく使うモデルです。

ステップデッキとは、ボードデッキ面の前方1/3位がうっすらと削り落とされており、これはテールの上に波がかぶった状態でノーズライディングをした時に、ノーズがボトム方向へとしなり、ボード全体のロッカーがフラットになることにより、ボードがより安定するように、また、ノーズ部分が軽くなることで操作性が良くなるようにと考案された1960年代のデザインです。

トロイのステップデッキの良いところはあまりステップデッキにし過ぎていないところです。
※削り落とし過ぎていないという意味です。
ステップデッキ特有のしなりを感じることが出来る、最低限のステップデッキといった具合です。
そのため、ノーズ部分にもしっかりとボリュームが残っているため波のキャッチも楽で、癖が無く非常に乗り易いデザインにまとめられています。

ボトム面は全体的にわずかにロールしていて、キックテールにすることで操作性をよくしています。
全体的なロッカーは少ないため、水の抵抗が少なく、パドルが早く、トリムも最高でスピーディーなライディングをお楽しみいただけます。
エルモアのラインナップの中で、一番スピードが出るロングボードです。

ステップデッキのユニークなフィーリングをぜひともお楽しみください。

 

 

現在シーコング各店にて、以下ボードを在庫しております。

気になる事などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'6ft
幅(インチ) 23inch
厚み(インチ) 2 7/8inch
重量(kg) 8.1kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥369,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'6ft
幅(インチ) 23inch
厚み(インチ) 2 7/8inch
重量(kg) 7.9kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥355,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'7ft
幅(インチ) 23inch
厚み(インチ) 2 15/16inch
重量(kg) 8.6kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥355,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'8ft
幅(インチ) 23 1/16inch
厚み(インチ) 3inch
重量(kg) 8.1kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥355,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'8ft
幅(インチ) 23 1/8inch
厚み(インチ) 3inch
重量(kg) 8.9kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥410,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'9ft
幅(インチ) 23 1/8inch
厚み(インチ) 2 15/16inch
重量(kg) 8.2kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥330,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'9ft
幅(インチ) 23 1/8inch
厚み(インチ) 3inch
重量(kg) 8.9kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥410,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

ブランド エルモアサーフボード/Elmore Surfboards
モデル ステップデッキ/Step Deck
長さ(ft) 9'11ft
幅(インチ) 23 1/4inch
厚み(インチ) 3inch
重量(kg) 8.3kg
フィン シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥330,000-
送料 ¥無料

→こちらの商品のご注文・お問い合わせはこちら

 

気になる事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

最後にもう一つステップデッキに乗る動画をシェアさせていただきます。

ELMORE SURFBOARDS - STEP DECK from Untitled.work on Vimeo.


それでは皆様、今日も良い一日をお過ごしください。

シーコング
新井

 

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おはようございます。岡田です。

 

昨日、ようやくカイの来日も確定したことですので、今日はカイの情報を!

カイはあのロビンキーガルに認められ、オーストラリアにてガトヘロイ、クリームのシェープを任されています。自身のレーベルも持っており、ハンドシェープもできるし、ラミネートもできるし、サーフボードビルダーとしても活躍していますが、何と言ってもサーフィンが滅茶苦茶うまいです。

 

このブログでもいつもご紹介をしていますが、退屈なノーズライディング一辺倒とは一線を画しまさに「次元が違う」といった感じです。

vimeo.com

 

vimeo.com

 

「本当にそれロングボードですか!?」と目を疑うようなマニューバーは、まさにオーストラリアン・インボルブメント・スタイルを体現しています。

カイのサーフィンを見れば、なぜロビンに認められているのかということがすぐに分かりますね。

 

そんなカイが先日WSLに参加した際の”素晴らしい”記事がありますので、ちょっと長いですがお時間のある方はぜひご覧ください。

カイのバックグラウンドや、現在の世界のロングボードのコンペティションシーンで起きていること、そしてカイがまさに今その中心にいることが良く分かります。

 

カイ・エリス・フリントは最近絶好調だ。

今年初めにマンリーで開催されたWSLコンペティションで優勝し、2023年のWSLツアーへの出場枠を獲得した27歳は、その後1年間、すべてのイベントでパワフルかつ正確でスタイリッシュなサーフィンのマスタークラスを披露し、サーフファンを喜ばせた。

カイは常に世界最高峰の選手たちに一泡吹かせる力を持っており、今年のWSLツアーを通して彼のサーフィンは際立っていた。

WSLの基準は大幅に改善され、カイのような進歩的なスタイリストが評価されるようになったが、ジャッジは彼が水中でやっていることの繊細さについていけなかった。

元WSLツアー・ディレクターのデヴォン・ハワードは「カイのサーフィンが基準だ」とコメントした。この新しいフォーマットには何が欠けているのだろうか︖どうすればWSLは世界最高のロングボーダーを惹きつけ、彼らの興味を引き続けることができるのだろうか︖

カイはニューサウスウェールズ州セントラルコーストのオーシャンビーチ・マリブ・クラブで7歳から競技を始め、9歳から地域のコンテストに出場していた。そして10歳のとき、初の地域タイトル(14歳以下)を獲得した。親しい友人(現在はボードビルダー仲間)であるジェイク・ビーヴァンは、すでに州選手権や全米選手権に出場しており、カイがそれに続くまでに時間はかからなかった。15歳の時、カイは初めての国際イベント、バリで開催されたDeusコンペに招待され、アンダー14と18歳以下のオーストラリア・タイトルでも決勝に進出した。

その翌年は腺熱のために棒に振ったが、その翌年にはついに国内ジュニアのタイトルを獲得した。カイは常に競技に打ち込み、緊張とプレッシャーがより高いレベルの演技に役立っていることに早くから気づいていた。

カイがサーフィンをして育ったウミナ周辺にはさまざまな波があるが、このエリアはブロークンベイの内側にひっそりとあるため、あまりうねりが入らない。

地元のクルーは主にスタイリッシュな年配の元業界人で、その多くは80年代から90年代にかけてショートボードでハードなサーフィンをした後、ロングボードに転向していた。彼らの多くは、80年代から90年代にかけてショートボードでハードなサーフィンをした後、ロングボードに転向した。

キンカンバー・ハイスクール(非公式のスポーツ・スクール)では、"mal"に所属する唯一の子供たちということで、ちょっとした汚名もあったが、彼は自分がどのようにサーフィンをしたいかを理解しており、すべてを受け入れていた。

多くの天才少年アスリートと同様、カイも父親から厳しく追い込まれた。ピーターはイベントでのコーチング、ハイプロ・ロングボーディング・キャンプへの参加費(片親のためその費用に苦労していたにもかかわらず)、そしてカイが常に時間通りに、最高の気分でコンテストに臨むことができるようサポートした。しかし、他の子供たちと同じように親に厳しくされたことで、この関係がぎくしゃくすることもあった。

カイの両親が別居してからは、彼女が海岸沿いに引っ越すまで、実家と母親の家を週替わりで行き来していた。

ティーンエイジャーのカイと父親の間には緊張が高まっていた。17歳の時、大喧嘩の末、カイは父親と別れることを決意。彼はそれまで住んでいた実家を出て、海岸沿いのブラーデラーにある母親の家に身を寄せた。この頃、カイは州選手権と国内選手権への出場をやめ、国際大会だけに専念することにした。ジョエル・チューダーのダクトテープ・インビテーショナルは、世界的に大きな反響を呼び、伝統的なシングルフィンを中心とし、各イベントを取り囲む大きな社交シーンを持つこの新しい大会に、誰もが引き寄せられるかのようだった。

カイは数年前から再びデウスのコンペに招かれるようになり、ある賞を受賞した。

18歳のときにヌーサで開催されたダクト・テープには、地元ファン垂涎の招待を受けた。

彼の実力は向上する一方だったが、コンペティションという環境で最高のサーフィンをすることはますます難しくなっていた。

カイはパーティー三昧で、大人になってからの新たなプレッシャーをビーチに置き去りにすることに悩んでいた。完璧主義者にありがちな自虐的な性格も重なり、若いカイは足元をすくわれた。学校卒業後の数年間、彼は自己破壊のスパイラルに陥っていた。懸命に働き、懸命にサーフィンをし、自らを追い詰めていった。

カイは2014年、結束の固い仲間たちと過ごすためにアバロンに移り住み、カール・ゴンサルヴェス、マックス・ウェストン、マイルス・ドーマンをはじめとする素晴らしい若手ロングボーダーたちと一緒になった。

平均的な午後にノースアヴやパルミーで繰り広げられるサーフィンのレベルはまさにワールドクラスで、彼らは皆、ライバル関係や一緒にサーフィンをして築いた友情から大きな恩恵を受けた。特にカールはカイに大きなインスピレーションを与え、サーフコミュニティ、サーフボード、アンダーグラウンドのサーフカルチャーに関する彼の深い知識は大きな印象を残した。カールがいかにノーザン・ビーチの歴史に根ざしているか、そして彼のスタイルがいかに歴史との関わりを表現しているかにカイは気づいた。彼のサーフィンへのアプローチは、彼の生い立ちや、ミジェット、マクタビッシュ、ミッチェル・ライといった地元の影響を反映していた。革新的なグリン・リッチーは、当時カールの家族のボート小屋でボードを作っており、サーフボードにコンケーブを入れた最初の人物の一人だった。グリンの家族はこの地域と強いつながりがあり、カールは自分が影響を受けたレガシーを受け継ぐことに深く関与していた。地元のサーフィン・コミュニティとその歴史に対する敬意は、カイに深い印象を与えた。この頃、カイもスポンサーから離れることを決めた。彼はすでにサーフィン業界に関わってしばらく経っていたが、カタログ撮影やプロモーション・クリップへの厳しい期待に応えようと全国を走り回るエネルギーに幻滅しつつあった。

サーフィンの素朴な喜びはどこかで失われていて、その方向で旅を続けるのは経済的にも精神的にも持続可能なこととは思えなかったのだ。

そしてカイにとってセレンディピティは、アバロンでホリスティックとライフスタイルのコーチングを実践していた仲間のニー・レイドローという形で現れた。

ニーはカイに、自分自身を自覚し、自分自身を大切にする方向に向かうよう勧めた。

彼はカイに、瞑想の重要性とホリスティックな動きの練習を教えた。彼はカイに瞑想の重要性とホリスティックな動きの練習を教え、特に強さと柔軟性のバランスを保つことに重点を置いた。ナイはまた、サウスコーストのボンビーで、体をプレッツェルに変形させながら10フィートの銃を顔面に突きつけ、バックハンドで特大の銃身に突き刺すアンダーグラウンドの伝説的選手の写真を見たことがあるかもしれないレイシー・ロンバウツとも緊密に連携している。カイはニックのトレーニングを真摯に受け止めた。彼の精神状態は飛躍的に向上し、再び水の中に喜びを見出すようになった。

自分が何を愛し、何に向かいたいかを考えたとき、サーフボードのファクトリーは次の論理的なステップだった。特に1966~67年頃にオーストラリアで登場した、速くてフラットなロールボトムのロングボードについてだ。

やがて彼はバイロンに住み、ノースコースト・サーフボードでボード作りに携わるようになった。その傍ら、カイは自身のレーベル "Higher State "を立ち上げ、タカヤマなど、愛され、尊敬されるブランドの様々なボードに乗っていた。彼はまた、チームライダーとしてWild Thingsに参加し、Myles Doughmanのようなアヴァロン時代の旧友を含む、エキサイティングなサーファーたちの緩やかなクルーと一緒にボードに乗っていた。ワイルドシングスでは、さまざまなボードを試乗させられ、カイはシェイプの名手、ロビン・キーガルが手がけるCremeやGato Heroiといったレーベルの多様で要求の高いコンテンポラリーなデザインにどうアプローチすればいいのか、頭を悩ませながら楽しんでいた。

2018年まで、WSLロングボードチャンピオンシップは正確には「ツアー」ではなかった。一方、ダクトテープは何年もの間、世界中で大成功を収めていた。WSLは、ショートボードに影響されたハイパフォーマンスな技よりも、フローと創造性を見せるロングボードイベントを作りたいというジョエル・チューダーのビジョンの成功を無視することはできなかった。

ダクトテープは、世界のロングボード・コミュニティの多様性とスタイルを称えるためにデザインされ、仲間意識と楽しさがフォーマットに組み込まれ、波を共有することでボーナス・ポイントが与えられる。ダクトテープのより伝統的なロングボード基準(パーティーウェーブは除く)を参考にした結果、WSLは劇的に向上した。チューダーの長年の友人であるデヴォン・ハワードがツアー・ディレクターに就任し、より幅広い新しいアプローチの導入に貢献し、ツアーを3つのイベントに拡大した。

2019年ごろのバイロンでは、地元のロングボーダーたちの間で非公式の「サーフクラブ」が発足し、毎月多くの素晴らしいサーファーが顔を出すようになっていた。審査基準はシンプルだった。クリティカル・サーフィン-波のクリティカル・セクションでスピード、パワー、フローを駆使し、さまざまなマニューバーを組み合わせたもの(クラシックとプログレッシブの両方)」。これは響いた。このサーフィンの定義が最もエキサイティングだと誰もが同意した。

スタイルと流れが重要であると同時に、長丁場であることも知って新鮮だった、

スローな "ポーザー "ノーズライディングでは優勝を勝ち取ることはできなかった。コンペティションはこの日の焦点だったが、何よりもサーフクラブは社交的なイベントであり、友人たちとビーチで一日を楽しむことがすべてだった。それはカイがオーシャンビーチ・マリブ・クラブで過ごした幼い頃を思い出させるものだった。

この新しいクラブは、バイロンのロングボード・コミュニティをひとつにし、カイが競技に再び親しむための安全な空間を提供していた。

「多くの人が、私が乗っているボードや使っているフィン、ヒートの準備のためにしていることに疑問を持つ。そんなことはまったく関係ない。靭帯の強さや怪我をしないための基本を父から教わって育ってきた。それがなかったら、今の私はいない。私のパワーの源はそこにある。膝と腰と足首のおかげで、かなり難しいポジションに体を置くことができるし、よりスピードを出すことができるんだ」。幼少の頃からカイは、空間における自分の体の理解と認識に基づいて、サーフィンに対する信じられないほど分析的なアプローチを身につけてきた。彼は失敗することを楽しんでいる。カイはハードにプッシュし、問題があればそれを修正し、次のトライに向けてより良いポジションを取る方法を見つけることに集中する。ミスを執拗に分析し、上達しようとする執拗な努力は自然に身に付いている。

楽しむことに集中し、水の中にいることを楽しむことで、逆説的にコンペティション・サーフィンに再び真剣に取り組む意欲が戻ってきた。親友のマックス・ウェストンは2023年のWSL出場を目指しており、カイは自分も挑戦すべきかと考え始めた。カイはまだ考えているうちにヌーサでの予選イベントにエントリーした。河口でパドルアウトしている時にコンディションが変わり、彼はボムアウトしてしまった。一方、マックスはヒートで見事なサーフィンを披露し、優勝した。次のイベントになると、カイの競争意欲は復活し、何かを証明しなければならなくなった︕WSLマンリー・クラシックではヒートを勝ち上がり、ハンティントン・イベントにワイルドカードで出場できる可能性が出てきた。彼はまだツアーに参加するかどうか、またどのように参加するか決めていなかったが、日程が近づくにつれ、計画がまとまり始めた。

世界タイトルを追うことは、考えれば考えるほど理にかなっていた。カイは、自分を助けてくれ、成功を願ってくれる人たちへの尊敬の念から、挑戦しなければならないと思った。カールのような友人たちのためにもやりたかったのだ。彼らは10代の頃に夢見た、世界の舞台でサーフィンをするという共通の夢を、責任のために追いかけることができなかった。また、サーフィンの上達、フィットネスの向上、ファクトリーでのボードの改良、そしてもちろんコンペティションでのサーフィンに費やしてきたすべての時間が、この招待によって認められたような気がした。彼はまた、いつも自分を信じてくれていた父親への尊敬の念から、ツアーに挑戦したかったのだ。

WSLのロングボーダーは、基本的に国際大会で優勝するか2位に入らなければ後戻りすることになる。ショートボーダーが優勝で10万ドルを期待できるのに対し、ロングボーダーは1位で5千ドルを提示された。その結果、残念ながらほとんどの選手は赤字でツアーをこなしており、優勝しても尻を叩かれる以上のことはない。カイは海外に出るために何カ月も工場で働き、資金集めのために抽選会を企画した。ハンティントンの数週間前にようやくワイルドカードが確定し、そこからカイは飛行機を手配して出場のために飛び立った。

2度目のヒートでマックスと対戦したのは残念だったが、終始和やかに談笑し、最後には抱き合った。カイのマックスに対する尊敬の念は明らかで、「彼のアプローチは難なく、高度に計算されている。今年は彼が怪我をしていることが多かったから、ちょっと違ったけど、彼はいつも僕のサーフィンに大きなインスピレーションを与えてくれた」。カイはハンティントンで良いサーフィンを見せたが、最終的にクオーターファイナルでWSLベテランのトニー・シルヴァーニに0.42ポイント差で敗れた。WSLのメディアは彼の滑りを「見事」「見事」と評した。ハンティントンからのある見出しは、「カイ・エリス・フリントがプロシーディングを驚かせ、オープニング・ラウンドで世界タイトル・ハントを揺るがした」。

ベルズは新鮮だった︕カイはカナダでのダクト・テープ・イベント以来、あんなに冷たい海でサーフィンをしたことがなかった。水温と波のスピードに慣れるのに時間がかかった。コンテスト会場がリンコンに移ってからは、カイが望むサーフィンと彼のアプローチにとても合っていたのだが、残念ながら基準に従ったために報われなかった。シングルフィンは、波の中でいかにスピードを出すか、いかにレールでサーフィンをするかを教えてくれるが、ベルズではなぜかテールサーフィンとノーズライディングに終始した。

エルサルバドルはラクダの背中を折る藁だった。カイはコンテスト環境でのサーフィンがほぼピークに達していると感じていたが、やはり報われなかった。エル・スンザルは比較的ソフトでスローな波を提供し、ノーズライド志向のサーファーが背伸びをして好きなだけ何もしないことを可能にしていた。

カイにとっては、ジャッジがうまいからという理由でショートボードのジャッジが横入りするのではなく、ロングボードのワールドツアーに特化したジャッジパネルがツアーにどれだけ必要かがよくわかった。

ヘッドジャッジは素晴らしいが、経験豊富なロングボード・ジャッジのパネルがいなければ、最高の結果は得られないと思う。

ベルズやエルサルバドルでパネルに亀裂が入り始めたのを見た。トラディショナルなロングボードの経験が浅いと、波がパンプしているときにパネルから離れてしまうニュアンスがあるからだ」。よりプログレッシブなテールサーフィンのアプローチが忍び寄るようになり、それは本当に混乱させるものだった」。

ブレイクやコンディションに関係なく、基準に合わせてサーフィンをトレーニングするサーファーのために」。

WSLの基準では、「サーファーは、伝統的なロングボード・サーフィンを用いて、ボード全体と波を利用し、波の重要な部分でコントロールされた操作を行わなければならない。これを最もスタイル、フロー、優雅さをもって最高の難易度で披露したサーファーが、ライディングの最高得点を獲得する」とある。見返してみると、この基準にもかかわらず、長いノーズライディングの価値が高すぎることは明らかだ。

サーファーたちは、エンドレスのノーズライディングやテールサーフィンでビッグスコアを叩き出している。

レールの上でサーフィンをし、さまざまな大技を組み合わせる。

デヴォン・ハワードにとって、「カイのサーフィンは今年のパネルから評価されていない」ということは明らかだった。彼がヒート全体を通してもっと強い演技ができたと主張することもできるだろうが、それはさておき、ライディングごとにスコアを分析すると、常に1点か、時には2点アンダーだった」。

ほとんどの場合、カイはサーフィンを終えてからの自分のサーフィンに満足していた。

「真のオーストラリアン・インボルブメント・スタイルのサーフィンを見せて、それが世界レベルでどのような位置にあるのかを確認するために、私は少し背中に猿を背負っているような気分だった」。その一方で報われないのはちょっと悔しいが、カイがコンペの会場を離れれば、ほとんどの場合、彼は結果に満足していた。

一日の終わりに、彼は最高のサーファー(ハワイアンのカイ・サラス)が優勝したこと、そして彼がそれに値することを喜んで認めた。それにもかかわらず、ジャッジには早急に対処すべき重大な欠陥があったことは明らかだった。全体として、ツアーに参加したことは素晴らしい経験であり、カイにとって貴重な露出となった。しかし、彼は経済的にすぐに再出場を正当化することはできないし、審査員をなだめるためにアプローチを変えるか、パネルが審査基準に釘を刺し始めるまでは絶対に無理だ。実際、彼は今年の初めに審査員のオファーを受けたが、出場のためにそれを断った。もしまたオファーがあれば、カイは真剣に検討するだろう。

WSLは歴史を刻んでいる。過去10年ほどの間に、ロングボードでのハイパフォーマンス・サーフィンのみに対する激動があり、スタイル、優雅さ、パワーを備えたシングルフィン・ロングボードでのサーフィンを目指す大きなムーブメントがあった。WSLは事実上ベンチマークであり、このムーブメントを何世代にもわたって紹介している。ジャッジは「サーフィンの伝統的なライン」を、最新かつ進歩的なアプローチで本当に支持するのか︖今から数十年後、WSLのロングボードツアーの結果は(そして参加者たち)は、歴史上この時点でロングボードで起きていた最もエキサイティングなサーフィンを正直に表しているのだろうか︖デボンは、WSLがいかにして最高のサーファーたちを惹きつけ、引き留めることができるかを懸念している。

ハリソン・ローチやジャスティン・クインタルのようなサーファーが2023年に出場することは不可能であり、それは本当に残念なことだ。サーフファンは、世界最高峰のサーファーたちの対決を見たいのだ。ほぼすべてのサーファーが、この4日間のツアーを終えて、経済的に超逆境に立たされている。WSLが世界最高峰のサーファーたちの出場を望むのであれば、賞金額の低さは本当に大きな課題となる。デボンはソーシャルメディアでカイのアプローチを率直に支持し、「あなたは私たちがツアーに抱いていたビジョンに釘付けになっている。関係各位、ここでメモを取り、勉強し、耳を傾け、見極め、思いやりに反省し、ニュアンスを見逃さないように。その調子だ。知っている人は知っている。」WSLはすぐに追いつくかもしれないし、追いつかないかもしれない。その間、カイはペースを落とすつもりはない。国際的なレベルでサーフィンをしようが、ベロンギルで仲間とサーフィンをしようが、競争は最もエキサイティングなサーファーたちをより良くするために駆り立てる。カイが100%の力でサーフィンをし、彼の絶対的な限界に挑戦しているのを見る幸運に恵まれた私たちは、賞金が公平になり、ジャッジが本当に基準に合うようになるまで、WSLファンは何か特別なものを見逃していると断言できる。

 

⇒カイエリスフリント Instagram

 

カイエリスフリントも3月9日(土)、ロビーキーガル来日記念ショーにやってきます。

ぜひ未来のロングボードシーンを変える男、カイにも会いにいらしてください。

ロビンと同じく大柄ですが、とてもマイルドで優しくナイスガイですよ😊

 

シーコング藤沢店

岡田