藤沢店の田中です。
ご存じのとおり、本日はカリフォルニアからボードの入荷がありましたので、私からはアンヒンジドサーフボードのご紹介をさせていただきます。
アンヒンジドサーフボードはご存じ、デーンピーターソンのオールハンドシェープによるパーソナルブランドですが、とても生産本数が少なく入手困難なためにすべてがリミテッドエディションとなっています。
デーンピーターソンは、トーマスキャンベルの出世作「Seedling」にキャッチアップされているように1990年代後半にはすでにカリフォルニアではネオクラシックのロングボーダーの旗手として頭角を現していました。
父親が”シェーパーズツリー”にも名を残すほどの名シェーパーだったことから、移住先のオーストラリアでシェープをはじめすぐに注目を集めましたが、写真家を本業としていたため、アレックスノストらのごく限られた有名サーファーのみにボードを提供していました。
その後、長年患っていた腰痛が改善してきたために4年前からシェープを再開しました。
彼の優れたシェープ技術は彼の論理的な思考から生み出されるもので、徹底的にその精度が追及されています。
またすべてのボードはユーザーの体格に合わせて細かくチューニングされているために、自分にぴったりのボードと感じることができ、ターンもノーズもそれまでのボードより確実にレベルアップできるものとなっています。
彼の徹底したこだわりは、強者ぞろいのカリフォルニアのラミネート工場をうんざりさせるほどで、だからこそ出来上がるボードは一切の妥協がないすばらしいできで、それは手触りによっても感じられるほどです。
それによって彼のシェーパーとしての名声はより高められ、アレックスノストを筆頭にデボンハワード、コリンウィットブレット、そしてレディスサーファーのカリスマであるカシアミーダー、現在のレディスロングボードを牽引するローラミニョー、カリーナロズンコと圧倒的な存在感を放つサーファーらに絶大に指示されています。
今回はカシアミーダー、ローラミニョー用のNEWモデルが入荷していますので、ぜひご注目ください。
【IGNIS(イニス)】 ●9'3ft #4
イニスは、エクイアスモデルよりも少しボリュームが絞られたカシアのアグレッシブなスタイルをいかすモデルです。
このモデルは、軽量から中量級のシングルフィンロングボードを探している比較的体重の軽いサーファーというアンヒンジドサーフボードの最も得意としている分野で最高のパフォーマンスを可能としています。
アウトラインは全体的に滑らかで、ボードは薄めにシェープされ、長く深いノーズコンケーブとなっています。
またレールはアンヒンジドの特徴的なアップレールではなく、50/50でテールロッカーが強めになっています。
サイズは、9'1ft、9'3ftに限定されます。
カラーデザインはボトムがクリアー、デッキとレールがシングルカラーです。
素材には軽量のフォームブランクスを使用し、1/4インチシダーストリンガー、クロスはデッキが6+4オンス、ボトムが6オンスのボランクロスでラミネートされ、仕上げはウェットサンド(サンドグロス)となります。
カシアミーダーはこのボードにおいて、長さは9'3ft、幅は22 3/4インチ、厚みは2 3/4インチを使用しています。
【LA LOLA(ラローラ)】 ●9’6ft #401
【LA LOLA(ラローラ)】 ●9’6ft #402
このモデルはローラミニョーの美しいバックサイドの優雅さをより際立たせるようなイメージで作られました。
ボトムの形状は少しロールしていて流れるようなターンをするために慣性が働くようにデザインした、ミディアムウェイトのパフォーマンスログです。
サイズは、9'2ft、9'4ft、9'6ft、9'8ftをラインナップします。
素材には3/8インチのダークウッドストリンガーにグルーラインを施したフォームブランクスを使用し、ボトムとレールにカラーラミネーションを施します。
クロスはデッキが8+4オンス、ボトムが6オンスのボランクロスでラミネートされ、仕上げはウェットサンド(サンドグロス)となります。
ローラミニョーはこのボードにおいて、長さは9'4ft、幅は23インチ、厚みは2 7/8インチを使用しています。
【Peto Pig(ペトピッグ)】 ●9'4ft #403
現在、世界を席巻するハイパフォーマンスピッグのオリジンです。カットバックとノーズのコンビネーションを最高位で演出します。独特のしなりがライディングをサポートし、大きな力を必要とせずに急角度のカットバックを可能にするとともにライディング時のフィーリングを感動的に和らげます。
フォームブランクスにワンランク軽い素材を使用し、ストリンガーも細めかもしくはウェッジストリンガーでボードがしなります。
これによってターンのきっかけがつかみやすく、力を入れすぎなくてもボードがターンに合わせてしなります。
またノーズライディング時はテールが態勢を整えるように歪んでいることがわかるほど、自分のライディングに最適なボードのベンドをおこします。
ボードに乗っているというよりも、オートマチックなボードを乗りこなしているという意識になれるため、サーフィンの満足度を高めてくれます。
カスタムオーダーのご希望は各店、またはメール(info@seakong.com)にてお申し付けください。
皆様のご来店、お問い合わせをお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中