最新のガトヘロイの動画が更新されています。
9月、スペインのバスク地方でペロさんによって撮影されたものです。
ロビン・キーガル:クラシックキラー・トリプルストリンガー
クロビス・ドニゼッチ:8.4ft スペースピッグ
ホバン・ファルシャ:9.4ft NEWプレイボーイ/8.4ft スペースピッグ
ギュエム:8.4ft スペースピッグ
パンドラ(女性):フラワー
ゴールデン:9.4ft NEWプレイボーイ/8.4ft スペースピッグ
フィルム:ペロ
編集:ゴールデン
上の動画は私がフランスにつく前に撮影されたものです。
このままでは私が“仕事をしていなかった”疑惑に発展しそうですが・・・
フランス四日目。
この日は朝8時にファクトリーに集合。私とガトバスクのギュエムとヤン、チームライダーのホバンとゴールデン(プロスノーボーダーでもあります)の5人はここから約250kmの距離にあるトゥールーズまで車で行き、そこから格安航空会社のイージージェットに乗りローマへ。午後3時にはローマに着いている予定です。
対してロビンとペロさんはローマでの「ダイナミックエンデバーROMA」のショーで展示するボードとその後のサーフトリップ用のすべてのボードを積み込み1600kmのドライブの後、翌日の早朝にローマに着く予定です。昨年はそんな距離とも知らず軽い気持ちでローマまで付いていったのですが青森県から山口県までの距離よりも長く、そのうえ日本では慣れていない時速150km強での運転には相当参りました。ペロさんは事の重大さを認識していないようでしたが、私は「よかった、ペロさんがいて」と密かにほくそ笑んでいました。
そんな忙しい朝なのに、ロビンが「出発前にミーティングをしよう」と言い出し、いつものカフェへ。
なかなか落ち着いて話をする時間がないので、まずは私から「ファットキャット」について要望を伝えました。
要点としては、「ファットキャット」はウェーバーのスタイリストの性能を凌ぐボードで、一番重要なのはテイクオフの速さと安定性を生み出す浮力であること。そして入荷をお待ちの方がたくさんいらっしゃるので勝手に寸法を変えないで欲しいということを伝えました。
ロビンはそれに対し「わかってるよ。もう変えたりしないから」と、予想外に素直に約束をしてくれました。やはりカリフォルニアのようにほとんどのサーファーが小さいころからサーフィンに接し、ハイレベルであることに対し、ヨーロッパではまだそのような段階にないことを見れば、使用していただくお客様の目線で作ることも必要であるということを少し理解してくれているようです。
○クロビスのプロモーションビデオではピボットフィンを採用していますが、通常はこのテイクオフ、ノーズライディングを安定させるスパーキーフィンをお勧めしています

○約59.2cmの最大幅は“テイクオフが苦手”という方にとって、最大にして最強の武器になります!

次に「キュイエール」。キュイエールはもともと幅広いアウトラインが特徴であったクラシックの定番モデル、イェーターのスプーンからインスパイアされており、その後に続くマニューバー性の高いトランジションボードへの先駆けとなったモデルとして薄いレールとVボトムを特徴としていました。しかし今後は「ファットキャットのスクエアテール版」として勧めて欲しい、とロビンから言われました。「そのためにプロトタイプよりボリューム感を出し、速いテイクオフ、安定性の高いスクエアテール、高いノーズライディング性能を武器にするから。それに本来の性能であったボードのコントロールにも優れているから。ダクトテープに出ている奴らのボードを簡単にした感じだよ」と言いました。
そして「フラワー」は今後もクリームブランドながらすべてロビンのハンドシェープを踏襲することにしました。「フラワー」は「ファットキャット」とガトヘロイの「スムースオペレーター」の中間的ポジションに位置するクラシックテイストの高いピンテールPIGです。1960代よりカリフォルニアで愛用されるウェーバーのフェザー、ビングのクラシックピンテール、ドナルドタカヤマのフローモデルなどの特徴を踏襲しています。すでに「ファットキャット」やウェーバーの「スタイリスト」などをお持ちの方、オーソドックスなカリフォルニアスタイルのシングルフィンロングボードにご興味のあるすべての方にお勧めです。ボードの幅はファットキャットより1.25㎝狭くなっていますがレール部分でボリュームがあり浮力の心配はありません。本来、ガトヘロイのボードに興味がありながらもそのボリューム感の少なさに不安を感じていた方でも不安はございません。またすべてのボードはロビンのハンドシェープですので、ロビン・キーガルの素晴らしいフィーリングを100%感じることができます。シーコングの要望に添って作られている「ファットキャット」に対し、ロビン自身は「フラワーこそクリームの代表的なピンテールモデル」と意識しているようです。ロビンは上記のように、今後も「フラワー」についてはハンドシェープを続けること、すべてのボードに本物の押し花のディケールを入れること、そしてタカヤマのフローモデルのように世界を代表するピンテールログに育てたいことなど延々と語りました。
○うっすらと入ったノーズコンケーブ。ノーズにこだわる方の満足度を高めます

このボード、お勧めです!
ロビンはボードのことについて話し出すと際限がなく、一切のことが眼中になくなる傾向があります。この時もロビンは車で出発なので時間はそれほど気にしていなかったようですが、私は飛行機の時間があるので「もう行かなきゃ」と何度も言ったのですが、「わかってるよ」と言いながら、止めどもなく話をつづけました。
すでに待ち合わせの時間を大幅に過ぎており、「続きは、あとで」と無理やり切り上げファクトリーに向かいました。
ロビンのそのような性格(ボードやサーフィンの話をし始めたらきりがないこと。いつも切羽詰まった時にそのような話を始めること)は誰もが承知の上なので、冷たい視線を浴びせるわけでなく、ただ「じゃあ俺たちは時間がないから出発するから、ボードはロビンとペロで積んで来いよ」と言い残し、私たちは一路トゥールーズへと向かいました。
その後、私たちは片道6500円という信じられない低価格の飛行機に乗り、ローマに到着。迎えに来てくれたイタリアガトヘロイの親分ジェンナーロ宅にお世話になるため荷物を降ろし、ローマ観光に出かけました。
夜になってロビンたちはその後も出発が遅れ、結局到着は翌日の午後以降になるだろうという間接的な情報が入り(というのはロビンもペロさんも携帯電話を持っていないので)、私たちは夜のローマへと繰り出すことになりました。
●この日より無駄にお金を使ってしまったガトバスク一行は、サルジニアで大荒れに・・・

そしてまた1日が過ぎていくのでありました。
シーコング
田中

















