シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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藤沢店の田中です。


来週のガトへロイ御一行様の来日に備え、いろいろと準備しなければならないことが重なり忙殺されています。

楽しいショーになるよう頑張りますので、少しでも多くの皆様にお越しいただけることを願っております。

当日は未公開の映像の他、当日限定のハンドプリントTシャツ、オリジナルグッズ、ポスターの販売もございます。またフランス人のシェフ、ヤンによる地元のスープ“ガルビュール”やイタリアからは現地のフレッシュなチーズやソーセージを無料にてご提供させていただこうと思っております。ただしドリンクは一律¥600となりますのでご容赦ください。


今や世界最高と称されるロビー・キーガル。私が言うのもなんですが、エネルギッシュで破天荒、大変魅力的な人物です。彼の世界観とありのままをご覧頂きたいと思っています。

彼は海外の雑誌に出たり(日本の雑誌は海外の人は読めないのでいいそうです)、自分の仲間以外のアーティストが作ったフィルムやビデオに出ることを拒んでいるため、「ロビーって海外でも人気あるんですか?」と、たまに聞かれます。もちろん彼は今やロングボードの最も大きな祭典『ダクトテープ』の“必ず招待される7人の一人“でもありますし、VANSからもコラボレーション商品が発売されるほどの正真正銘のロングボード界のスターです。しかし前述の様に周りとは一線を引いている行動によって、その魅力をお伝えするのは大変困難です。


そこで今回のショーでは彼の生の振る舞いをご覧になっていただいたり、彼の作ったボードを手にとっていただければ、なぜ彼がこれほどまでに世界中のサーファーを魅了するのかおわかりいただけると思います。



ガトへロイ『ダイナミックエンデバー』の前売り券はこちら



“世界中のサーファー”といえば、トロイ・エルモアもその一人です。先日からお伝えしています“新しいライダー”とは彼のことです。


ご存知、幼少の頃からブラッキーズを拠点にダノーのチームライダーとして名を馳せ、『ダクトテープ』の常連としても大活躍しているトップサーファーです。


昨年のフランスの『ダクトテープ』で会った時には他のボードに乗っていたのですが、「ガトへロイに乗りたいんだけど・・・」という話を受けました。(実はトロイのお母さんとダノーの奥さんは仕事のパートナーなので大変親密な関係なのですが、トロイ曰く「10年間でたった2本だけしか作ってくれないんだ。ほかに選択の余地がなかったんだ」ということです。ダノーは打ちひしがれていたそうですが、さすがダノーです。)


その時、『ダクトテープ』の表彰式の会場でオリバー・パーカーと喧嘩をし会場からつまみ出されていたロビーは事あるごとに「カリフォルニアの奴は大嫌いだ」と口にしていたため、タイミングが悪いと判断し、すぐにはそのことを伝えませんでした。


ロビーに伝えたのは私が帰国する前日で、「トロイがお前のボードに乗りたいんだって」と伝えると、みんなの帰国を控え感傷的になっていたのか「そうだな。カリフォルニアにも一人ガトへロイに乗る上手い奴が必要だ。その点ではトロイは申し分ないな。よしトロイにボードを作ろう。本当に乗れるのかトロイにもう一度確認してくれ」と言われました。


その後のやりとりは、以下のとおり

私→トロイ:「ロビーが喜んでたよ。ボード作るって」

トロイ→私:「本当!?すげえうれしいよ」

私→ロビー:「トロイも喜んでたよ。乗ることには問題ないんだって」

ロビー→私:「じゃあボード作るから、どのモデルがいいか聞いといて」

私→トロイ:「ロビーが早速ボード作るけど、どれがいいの?」

トロイ→私:「うーん、乗ったことないからわからないな、どれがいいの?」

私→ロビー:「どのモデルがいいかってトロイが聞いてるんだけど・・・」

とここまで話したところで、「ていうか、直接話せよ。おまえら二人とも知り合いだし、言葉も通じるんだから」と私が切り出し、双方のメールアドレスを教えたのですが、結局、直接の会話は無理だったようで、その後その話は立ち消えになってしまいました。



そしてヌーサ。トロイに「まだ乗りたい?」と聞くと、「もちろん」と答えが返ってきました。どうやらトロイはロビーのことを少し怖がっており直接聞く勇気がないようでした。

そこで今回は帰るまでにこの話をまとめようと思い、十分な根回しの結果、どうにか3日前、トロイはロビーから直接ボードをゲットしたようです。


「本当はスムースオペレーターが欲しかったんだけど、ロビーがお前はノーズライダーだからプレイボーイにしろって言って、プレイボーイを作ってくれたんだ。その代わりミッドレングスも1本作ってくれるって。ニュープレイボーイ最高だよ。」と、うれしそうなメールが届きました。


今後はガトへロイのチームとして活躍してくれると思うのですが、トロイには同時にクリームのライダーとしても活躍してもらいます。

ニューモデルのファットキャットや新しいノーズライダーなどのプロモーションもガンガン撮影していきたいと思いますので、トロイの活躍も是非ご支援ください。よろしくお願いします。

Troy Elmore VIMEO



と、そのトロイが欲しがっていた『スムースオペレーター』ですが、ここに2本の『スムースオペレーター』の写真があります。



1本はフランスでシェープされたもの、そしてもう1本はフランスに移住する前にカリフォルニアでシェープされたものです。

『スムースオペレーター』はガトへロイのラインナップの中ではクラシックログとしてロビーが長年にわたって大切にしているモデルです。PIG系のボリューム配分で少しテールよりに位置したカジュアルなボードコントロールが魅力です。PIG特有の、そしてロビーのボード特有のスピード性と波のポケットをキープできる楽しさが味わえるボードです。この『スムースオペレーター』でロビーはアメリカの「LONGBOARD」誌と日本の「Blue.」誌の表紙を飾っています。



2本のボードを比べると、アウトラインはカリフォルニア性の方がノーズもテールも少し広くなっています。ロッカーはほとんど変わりません。レール形状はフランス製は非常に研ぎ澄まされたピンチレールになっており、カリフォルニア製はロビーがクラシックログによく使う「クラウン」というレール形状が施されています。



幅の広いバルサウッドのストリンガーは「ボードのノーズをせり上がらせる効果がある」ということでロビーは双方のボードに採用しています。カリフォルニア製のほうは超クラシカルな「ゲルコート」のピグメントによるハンドメイドパネル、フランス製はフランスに渡った後好んで作っているインクのアシッドという技法です。



フランスやオーストラリア、そしてトロイもそうですが現在の流行はよりアグレッシブ度が高いフランス製でしょうが、ロビーの作る本場カリフォルニアのクラシックスタイルも見事です。

短期間でこれほどシェープを変えられてはちょっと困りますが、これほどまでの素晴らしい出来を見せられると、ロビーに屈服せざるを得ません。

それぞれのボードを小脇に抱えたとき、容易に夢を膨らませることができます。何はともあれ、是非、実物を手にとってその違いを見極めてみてください。




話は飛びますが、来週、ウェーバーから8本入荷があります。

◆スタイリスト・・・元祖、無敵のテイクオフです。操作性も簡単でシーコングの大ベストセラーです

9.2ft #17295 ウェーバーレッドピグメント \172,000
9.2ft #17296 ブラキッシュブルーティント \172,000(ご予約)
9.2ft #17297 マスタード、グリーン、ホワイト、レッド、タイガーストライプ \188,000(ご予約)
9.4ft #17298 クリアー、Tバンドストリンガー、ボランデッキパッチ \188,000



◆プレイナー・・・モダンノーズライダーの傑作です。ノーズを極めたいならこのボードがベストです

9.4ft #17299 ダークオリーブティント、ダークグリーンサイドパネル、ホワイトストライプ、ウェッジストリンガー \215,000
9.6ft #17300 ディープブルーティントボトム、ライトブルーティントデッキ \210,000



◆パフォーマー66・・・1966年、発売と同時に世界を席巻し1年間に2万本以上販売されたロングボード史上の傑作中の傑作モデルの完全レプリカです

9.4ft #17301 クリアー、2インチバルサウッドストリンガー、レッドホットコートパネル、レッドストライプ、ウッドグラスオンフィン \248,000
9.6ft #17302 クリアー、1インチレッドシダーストリンガー、ブラックホットコートサイドパネル、レッドストライプ、ウッドグラスオンフィン \248,000



どのボードがいいかなあ・・・・と是非、じっくりと頭を悩ませてみてください。


お問い合わせ、ご来店お待ちしております。




シーコング藤沢店
田中