◆ノーラン・ホールのブログから拝借した、シェープ前のガトヘロイのブランクス
昨日、お知らせしたガトヘロイの入荷とともに、次週、ウェーバーの『スタイリスト』、『パフォーマー』も入荷します。
ご存知のように、『スタイリスト』はクリームの『ビーチボール』と並ぶ“スーパーイージーボード”です。
テイクオフの速さは『パフォーマー』並み。畳の上のような安定感でウォーキングも楽勝。レールの入れ替えが簡単で、カットバックなどのターンも超簡単です。
今までの欲求不満がなくなり、満足度200%で、休日が待ちきれなくなります。
『パフォーマー』は、アメリカのサーフィンの歴史上最も販売されたボードで、名作中の名作としてその名を語り継がれています。
一見、動かなそうな幅の広いテールも“ピボットターン”には最適です。
“何がなんでもテイクオフの速いボードが欲しい!”方、体重のある方、“このボードより速いボードはない!”と断言します。
シーコングのお客様でも玄人好みのボードですが、難しいボードではありません。
今や世界一と称されるロビー・キーガルに手に入らないもの。それは“歴史”です。
どんなに人気があっても、そのブランドのシェーパーに雇われても、積み重ねてきた“歴史”は手に入りません。
ウェーバーの魅力は、そのボードの特性もあるのですが、“ウェーバー=クラシック・サーフィンの歴史”にあります。
1960年代隆盛を極め、映画「アメリカングラフィティ」の中でも、当時を象徴するサーフブランドとして全編にわたってそのロゴが露出しています。
しかしながら、多くのほかのブランドと同様に、ショートボードレボリューションの後には迷走し凋落してしまいます。
スケートボードで一時的に復活したのも他のブランドと同じ、廃業し漁師になったのもハップ・ジェイコブスやベルジーなどと同じです。
その時代の寵児デューイ・ウェーバーは最後にアルコール中毒で命を落としてしまいます。
ロビーも言います「それこそ1960年代の新のサーファーの姿だ。まだ存在しないものからボードを作り上げ発展させた斬新なアイデア、サーフボードをビジネスとして成功させたフロンティア精神、未知の波を求めたアドベンチャー精神、そして凋落。それがサーファーのライフスタイルの原点だ。」
ボードに性能を求めるだけでなく、ボード選びもこのような視点を加味するとさらに楽しくなるのではないでしょうか。
入荷をお楽しみに!