藤沢店の田中です。
台風でロビンシェープのガトヘロイ、クリームの「ファットキャット」の入荷が遅れていますので、今日は体重80kg以上、もしくは海に行っても自分だけ波に乗る本数が少ないと思っている皆様にウェーバーについてご説明させていただきます。
体重65kg以下の方は聞き流していただいて結構です!
最近はボード幅が60cmを超えるボードも様々なブランドから少なからず発売されていますが、まずここで断言しておきましょう!
ウェーバーこそが無敵のテイクオフを味わえる唯一のボードです。
他のブランドのことはさておき、ここではシーコングで同じく“最速テイクオフ”と称しているクリームの『ファットキャット』とハーバーの『プランティン』と比較してみます。
★まずボードの幅ですが、60cmとは約23.5インチです。
『ファットキャット』、『プランティン』はこの23.5インチ強の幅があるので、ボード幅は60cmです。
(ファットキャット)
(プランティン)
ウェーバーの『パフォーマー』、『スタイリスト』は、24~24.5インチ、すなわち61cm~62.23cmもあります。
(パフォーマー)
これはサーフボードの素材であるブランクスを製造するUSブランクスの最大値です。
★次に重要なのはボトムの形状です。
現在の『ファットキャット』は微弱なステップデッキ形状になっているため、フラットに近い微妙にロールアップしたノーズ付近から、テールまでロールボトムになっています。これは幅のあるボードのコントロール性とスピード性能を上げるためのロビンのアイデアです。
(ファットキャット、ノーズ寄り)
(ファットキャット、ボトム中央)
(ファットキャット、テール付近)
『プランティン』はオリジナルの状態ではノーズに薄いコンケーブがあり、テール付近は極浅いVeeになっていましたが、テイクオフの性能を最大限にするため限りなくフルフラットに近くなっています。
そして『パフォーマー』、『スタイリスト』も、もちろんフルフラットです。
(スタイリスト、ノーズ寄り)
(スタイリスト、ボトム中央)
(スタイリスト、 テール付近)
★ロッカーについて
『ファットキャット』は、ステップデッキのため若干ノーズが上がっていますが、スピード性能を重視するロビンの考えでテールロッカーが抑えられています。
(ファットキャット)
『プランティン』は、ハーバーがコンセプトとするコントロール性を重視するために全体的にイーブンで弱いロッカーがあります。
『パフォーマー』、『スタイリスト』は、独特の“しゃくりあげた”ノーズより後方はほぼフラットに近くなります。
(パフォーマー)
上記のように、各ブランドはコントロールやスピードの性能を高めるためボトムやロッカーに工夫をこらします。
それでも、とにかく「テイクオフ重視」というシーコングの要望を取り入れている『ファットキャット』、『プランティン』は、できる限り、ロッカーを落とし、ボトム面をフラットに近づけています。
しかしながらこれは特別な場合だけで、ほとんどの場合、サーフィンの技量の高いシェーパーはボードのコントロール性を最優先する傾向があるので、せっかくアウトラインを広くしても、テールよりにVeeを入れることが一般的で、またなぜかほとんどのボードにノーズコンケーブが施されています。
ウェーバーの『パフォーマー』、『スタイリスト』はご存知の通り、1967年のデザインが今もそのままに作られています。
当時はノーズコンケーブ、テールロッカー、Veeボトムは一般的でなかったため、そのまま進化が止まったことによって、天下無敵の安定感を生み出しているわけです。
もちろんテイクオフがサーフィンのすべてではありませんが、すべての始まりではあります。
まずは波の上に立たないことには上達もできませんし、楽しくありません!
失われる性能はありますが、実力以上に十分動くし、それ以上に波に乗ることを楽しめます!
ぜひ、実際にご自分のボードと比べてみてください。
そしてぜひ一度、試しに乗ってみてください!
ご試乗は完全無料です!
見た目以上の感動、感激に、財布の紐が緩むことを覚悟してください!
皆様のお問い合わせ、ご来店、ご試乗をお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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