シーコング店長ブログ

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以前よりお知らせをしていた、アレックス・ノストのNEWプロジェクトがこの春、始動します。



その名も『BROWN MICROWAVE TELEVISION』


  BROWN(茶色)・・・クソみたいな



  MICROWAVE(電子レンジ)・・・小さい波での



  TELEVISION(テレビ)・・・エンターテイメント

       というコンセプトです。らしいです・・・



まずアレックス・ノストについて・・・

ガトヘロイのロビーがまだウェーバーのライダーだった子供の頃、ある夏、クリスとダレンを連れてベンチュラのコンテストに行きました。


すでに当時の彼らは、このような地域対抗のコンテストをパーティと考え、成績よりも遠くに住んでいて日ごろ会えないサーファーたちと交流を深める「夜」を楽しみにしているようでした。


それでも彼らの所属していた「ドヘイニーサーフクラブ」は強豪として常に上位に名を連ねていたので、ロビーに「ライバルは誰なの?」と聞くと、「ニューポートビーチにアレックス・ノストという奴がいるんだ。いつも自分が一番だと思っている嫌な奴なんだ。自分がロックンロールのスターだと思っているんだ。」と、まくしたてたのです・・・この時、私の頭の中に初めてアレックス・ノストという名前が刻み込まれました。まだロカビリー気取りの若干16歳の少年でした。


その後アレックスは、ロバート・オーガストでの活躍やビデオ「Geetin' Loose」の冒頭のシーンなどで強烈な印象を残し、着実に、そして本当にスターへの階段を駆け上がっていきました。カリフォルニアに行ったときは、ことあるごとに「アレックス・ノスト」という名前を耳にするようになったのを覚えています。


その頃、ロビーは満を持して今や伝説となったガトヘロイの前身『Creme』を立ち上げ、時代の風雲児となりつつありました。


そんなある日、ロビーから電話がありました。「ダノーの娘とアレックスが付き合い始め、アレックスがロバート・オーガストを辞めてダノーのライダーになるんだ。だからウェットスーツのスポンサーは『Creme』を着ることになったんだ。どうだ、凄いだろ。気が変る前にすぐに採寸しに来い」というビッグニュースでした。


以前のライバル意識を通り越し、すでにアレックスのスター性を認めていたロビーは「今やアレックスは特別な存在だ。アレックスを抜きにして現在のカリフォルニアロングボードは語れない。若いサーファーたちはいつもアレックスのライディングや着ている物、乗っている車、聴いている音楽を真似しているんだ。彼はみんなに影響を与えるサーファーなんだ。だから自分にとってもシーコングにとってもアレックスは重要なんだ」とよく言っていました。


そして2005年、雑誌NALUから48号「Generation X in CA  ポスト・ジョエルは誰だ?」が発売されました。


その表紙は珍しく1枚の写真ではなく、2枚の写真、つまり2人のサーファーの写真によって構成されていました。その2人こそが、ロビー・キーガルとアレックス・ノストだったのです。


それからしばらくしてダノーの娘と別れたアレックスは遂にガトヘロイのボードに乗ることになりました。トーマス・キャンベル以外でも続々とリリースされるほぼすべてのビデオで「デスダガー」を携えたアレックスが頻繁に露出されるようになったのです。


それによって多くのサーファーがガトヘロイのボードを手にし、アレックスの物まねをすることとなり、二人揃ってカリフォルニアのヤングジェネレーションサーフシーンのトップに躍り出て、現在の活躍に繋がっているのです。

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多くの方々は、「アレックス=小さい波」というイメージを持ってると思います。
しかし今年の1月サンタクルーズで行われた『DUCT TAPE』でオーバーヘッドのコンディションでなみいるスターサーファーたちを抑えて優勝し、その汚名は返上されました。(実際に現地では誰もそんなことは思っていなかったのですが・・・)


怪我で参加していなかったロビーも「DUCT TAPE」のビデオを観ながら、「ラディカルなのはアレックスだけだな」といって褒め称えていました。


しかし、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は、「DUCT TAPE」でアレックスが使用していたボードは、ガトヘロイではなくアレックス自身がシェープしたボードだったのです。


以前は誰もがアレックスがシェープをするとは誰も思っていませんでした。なぜなら、アレックスは現在「職業=サーファー」として生活ができる唯一の存在だからです。サーフィンしているだけでスポンサーからの収入があり、そして昨年は家まで買ったのです。


アレックスは昨年会った時、よく「俺はもう24だよ。大人だよ」と言っていました。だからこのプロジェクトは将来に繋がる新しい基盤だと位置づけているのではないかと思います。パートナーに映像アーティストのアレックス・コップス、アートディレクターにデイブ・ドナフューという豪華なメンバーをそろえていることでもその意気込みが伝わってきます。


シェープシーン動画※ダウンロードにちょっと時間がかかります。


シーコングではこの夏、アレックス・ノストのオールハンドシェープによって作られた15本のボードとアレックス・コップスの映像によるショー【 BROWN MICROWAVE TELEVISION 】を下記のとおり開催いたします。<<ショーの内容>>
★ボード
15本のボードはレイト・シックスティーズをコンセプトに作られたミッドレングスサイズで1本1本が異なるデザインです。







★ウェットスーツ
新しく「BMT」のウェットスーツを発売予定です。

★映像
アレックス・コップスによるアレックス・ノストの最新作を上映します。




★その他、オリジナルのポスター、Tシャツなどの販売を予定しています。

★チャリティTシャツの販売をし、全額を「日本赤十字」に寄付させていただきます。


※今回の震災のため予定していた4月16日より5月末もしくは6月前半に日程を延期いたします。詳細は、決まり次第、ご報告させていただきます。
アレックス・ノストのファンの方は是非、ご期待ください。


アレックス・ノストのプロフィール



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