シーコング店長ブログ

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BMT新作 by アレックスノスト&デーンピーターソンパーソナルボード!!

昨日、ジャレッドメルが遊びにやってきました。

 

今日から横浜の赤レンガで開催されるグリーンルームフェスティバルのため、木曜日に来日したようです。

 

今回は彼のスポンサーであるDEUSの招待によるものですがフェスティバル開催までの間の自由時間ということで一人渋谷から電車と徒歩でやってきました。

 

藤沢店に着いたのは午後2時ころだったのですが、朝帰りの酔っ払いのように体臭を紛らわす香水で身を固めていましたが、すでに酒の臭いもぷんぷんしてました。

 

久しぶりの来日ということでしたが、コロナ禍のためひっそりとウェルカムパーティを催したのですが、その席でジャレッドが「カリフォルニアに行ってたんだろ?どうだった?」と聞いてきました。


そこで私は「みんな口をそろえて「時代が目まぐるしくハイスピードで変化している。この狂気の時代に対応していくのは大変だ」って言ってたよ」と答えました。

 

そしてアレックスの誕生日会において夜中に騒ぎ過ぎて警察官が来たこと、クリスがバーで酔っ払い、バーテンダーと喧嘩を始めたことなどをつけ加えました。


するとジャレッドは「ハハハ」と笑いながら、「あいつらは時代の変化が速すぎると言いながら、実際には何にも変わってないんだ。相変わらず渋滞ばっかりで、小さな波に乗って、ビールを飲んだくれて、パーティの終わりには喧嘩が始まり、警察官がやって来る。時代は変わったと言いながらあいつらはもう何十年の間、まったく変わらないんだ」

 

「それに比べ俺はインドネシアでビッグウェーブに乗り、子供たちと優雅に暮らしているんだ。カリフォルニアはほんとク●みたいだ」と得意げに言っていました。

 

これについては、私の渡米を聞きつけたロビンからも同じ質問のメールが来ました。「カリフォルニアはどうだった?」

 

 

私は「みんなが時代が変わったっていうけど、確かに物価はめちゃくちゃ上がり、渋滞もひどくなったけど、私自身は24年前にカリフォルニアに行ったときのフィーリングと何も変わらない感じがした。当時でさえも、18歳の時に映画「ビッグウェンズデー」で観た世界観と変わらないと思った」と、答えました。

 



 

するとロビンは「そうなんだ、実際にはカリフォルニアの奴らは60年間思考がストップしてしまっているんだ。だからカリフォルニアには何の未来もないけど彼らは止まってしまっているからそれさえも気が付かないんだ」とジャレッドと同じようなことを言っていました。

 

そして昨夜私はジャレッドに言いました。「そんなこと言ってるけど、私から見ればお前とロビンが一番カリフォルニアっぽいけどな」と。

 

余談はさておき、そのジャレッドメルの高校のサーフィン部の2年先輩であるアレックスノストの誕生日パーティに行ってきました。

 

アレックスの誕生会で作ったベジタリアン餃子。腕を上げました。自画自賛ですが・・・

 

アンディネイブラス、マケイラスミス、ヘイリーロー、カリーナロズンコなど地元から世界に羽ばたいているネクストジェネレーションたちが一堂に会していましたが、アレックスと彼女のダニエラは終始ホスト役に徹していたため、忙しく、また大変疲れているようでもありました。

 

私たちがその日ベッドに入ったのは2時を過ぎていたので、彼らの疲れも相当なものだっと思います。

 

パーティでの別れのまま、そのまままた当分会えなくなるのはちょっと寂しかったので、翌日、トロイと夕食を済ませた後(トロイは赤ちゃんを連れてきていたので比較的早く夕食が終わりました)、アレックスの家に遊びに行きました。

 

すると二人はまるで今まで寝ていたかのようなうつろな感じで私たちを招き入れてくれました。

 

その夜は前夜とうって変わりアレックスはとても饒舌でユーモラスで中村と森井もすっかりとアレックスを見直し打ち解けることができました。

 

普段からサーフィンのこととかサーフボードのことなど一切口にすることもないアレックスですが、この日の帰り際「そういえばシェープしたボードがあるんだけど、帰国する前に見ていかないか?」と言われました。

 

3日後、アレックスのボードをラミネートしているジェイソンのゴールデンステイトグラッシングでアレックスと待ち合わせをしました。

 


約15本のシェープ済みのボードが次の作業を待っていました。(2年前にオーダーをいただいた皆様のボードも改めて早急にシェープすると確約をもらってきました。大変申し訳ございません)

 

 

そして私たちはその中から下記の10本のボードを日本用にとピックアップし、サインを忘れないようにその場でアレックスに手書きでサインをしてもらいました。

 



●7'8ft ウイルスピン(NEWモデル)、クリアー  ¥288,000(税込)

●7'8ft ウイルスピン(NEWモデル)、マジェンタ ¥303,000(税込)

●7'0ft スワローテール(NEWモデル)シングルフィン、クリアー ¥288,000(税込)

●6'9ft ディスコ(ボンザーに変更可能)、モスグリーン ¥303,000(税込)

●7'0ft NEWエッグ(NEWモデル、ボンザーに変更可能)、クリアー ¥288,000(税込)

●7'0ft NEWエッグ(NEWモデル、ボンザーに変更可能)、マスタード ¥303,000(税込)

●7'0ft NEWエッグ(NEWモデル、ボンザーに変更可能)、フラッシュピンク ¥303,000(税込)

●9'3ft パーソナルログ(ミドルヘビーラミネーション)、クリアー ¥288,000(税込)

●9'3ft パーソナルログ(ミドルヘビーラミネーション)、タンティント ¥303,000(税込)

●6'8ft THUMB(NEWモデル)、クリアー  ¥288,000(税込)

 

※すべてのボードにはアレックスの手書きのサインとともに新しいロゴで入荷いたします。

※また今回これらのボードは日本の波に適し、なおかつボードが丈夫になるということで今までよりワンランク厚めのクロスを使用したラミネーションとなっています。それにより波の力がダイレクトにボードに伝わり、加速を維持することが可能となっています。

 

BMT(ブラウンマイクロウェイブテレビジョン) by アレックスノストのサイトはこちら


お察しのとおり、サーフボードの価格が高騰しておりますが、サーフィン界の頂点に君臨するアレックスノストの最新作にぜひご期待ください。

 

 

そのアレックスノスト、後輩のジャレッドメル、そしてヨーロッパに住むロビンキーガルをひっくるめて、デーンピーターソンは「オレンジカウンティの奴ら」と少々見下したような感じで呼びます。

 

このブログでも私は何度も「世界のロングボードシーンはカリフォルニアから発せられる。その中でもシールビーチからサンクレメンテにまたがるオレンジカウンティという地域がサーフィンカルチャーの中心地である」と言ってきました。

 

これはこの地域に住むサーファーたちのサーフィンに対する関わり方から生まれてくるものです。

 

サーフィンをしていると「もっと動かしたい。もっと速く走らせたい」とかいろいろな欲望がわいてきます。

 

シェーパー達はその欲望叶えるボードを形作っていくのですが、それによってサーフボードは形状や素材がどんどん変わり、進化をしていきます。車の形状が時代とともに変わっていくのと同じです。

 

ところがオレンジカウンティに住むサーファーたちはそんな状況にアンチを唱えるのです。

 

「サーフィンにそんなもの持ち込むなよ。ボードに乗って遊んでるだけで楽しいんだから。昔みたいにもっとのんびりやっていこうよ」と。

 

その緩い世界観から発せられるサーフボード、洋服、音楽、アートがノスタルジーを刺激し、サーフカルチャーとして全世界へと波及されるのです。だからこそノスタルジーにこだわり続けるオレンジカウンティこそがサーフィンカルチャーの中心地と言われ、アレックス、ロビン、ジャレッド、トロイ達のようなサーフィン界のメインストリームを生み出しているのです。

 

そしてその緩いカリフォルニアのサーファーをイメージする世界観の副産物がもう一つあるのです。

 

それは英語で「レイジー」と言いますが、日本の辞書で書かれている「のんびりとした、リラックスした」というよりもむしろ「怠け者、やる気がない」というように言われています。

 

ジャレッドとロビンは「カリフォルニアの奴らは60年以上もの間、何にも変わっちゃいない。相変わらずビール飲んで、喧嘩して、交通渋滞に巻き込まれ、物価高に苦しみ、政府の悪口を言っている」と言い、

 

オレンジカウンティの住人たちは「ロビンとジャレッドはルールを守れないからカリフォルニアでは生きていけない、自分勝手な奴らだ」と言い、

 


ロサンゼルスエリアで生まれ育ったデーンピーターソンは「俺たちLAエリアの人間は、昔からオレンジカウンティの奴らより少しレベルが高いんだ。仕事のクオリティも早さもワンランク上なんだ」と言い、

 

結局、私にとっては彼らは皆“リアルサーファー”にしか見えないのです。

 

最後にそのデーンピーターソンのアンヒンジドサーフボードに中古ボードが近々入荷いたします。

 

 

現在アンヒンジドはカスタムオーダーが30本以上溜まっているため、人気がありながらもなかなか入手することができません。

 

今回はデーンの自宅にあったボードの中から交渉して下記の4本を譲ってもらうことにしました。

 

 

◎9'4ft “カシアミーダー プロトタイプ#1” カシアが好む操作性とノーズライディングに優れるモデルで、レディスサーファーの頂点ともいえるカシアミーダーのファン必見のプレミアお宝ボードです  ¥263,000(税込)

◎9'6ft “ミスターウイスカー コリンウイットブレッドモデル”  トリプルストリンガーのダイヤモンドテールモデルです  ¥243,000(税込)

◎9'4ft “デーンピーターソンパーソナル スリングブレード” デーンのとっておきのお気に入りボードでしたが、今回引っ越しのための資金作りとして泣く泣く手放すこととなりました ¥243,000(税込)

◎9'3ft “モモスティック デーンピーターソンパーソナル トリプルストリンガーピッグ” デーンの愛犬コズモの写真がロゴの代わりにラミネートされた、デーン自慢のボードです ¥263,000(税込)

 

アンヒンジドサーフボード by デーンピーターソンのさいとはこちら

 

 

ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせください。

 

皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。

 


シーコング藤沢店
田中