シーコング店長ブログ

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カリフォルニア Vol.2

藤沢店の田中です。

 

いまだカリフォルニアから帰国して以来バタバタと過ごしておりますが、早く皆さんに現地の情報をお伝えしなければ忘れてしまいそうなので、まずは日記風に時系列で前半のさわり部分をお伝えさせていただきたいと思います。

 

【ロサンゼルス空港】

日本を出発する前に専用アプリのダウンロード、入国のための書類の記入、ワクチン接種やPCR検査の陰性証明書などの各種証明書が必要ということで持参しましたが、実際の入国審査は驚くほどまったくのノーチェックでした。


何を見せるわけでも、何を訪ねるわけでもなく、いつも長蛇の列となる入国前の荷物検査もなく、通常より早く簡単にアメリカに入国できました。


これはおそらく、到着したすべての人は「当然すべての書類を揃えているから本国を出発してきたのであろう」という前提のもとにあるのだと思いますが、さすがに合理的な国だと改めて感心した次第です。


逆にもし、そのような理由でないなら、やはりそれもアメリカらしいというよりほかにないのでしょう。

 

 

【デーンピーターソン】

最初の夜はデーンピーターソンと過ごしました。

今回のトリップで最もお世話になったのがこのデーンです。

 


家の中はビンテージの家具やアート、自作の写真(デーンのパートナーもフォトグラファーで、むしろデーンよりも有名です)でデコレートされ、隅々まで掃除が行き届き、整理整頓されていました。

 

自宅のガレージの床に製作中のボードやパーソナルボードを並べた後は、必ず床を掃除するという徹底ぶりで、「ドアのロックは必ず2回確認するように」と中村は注意されていました。

 

※この直前に海外で人の自宅に行ったのはフランスのロビンの家だったので、そのゴミ屋敷ぶりを思い出すと、天才アーティストと言えども、その性格は決して一致しないものだと思い知らされました。

 


二人に共通するのはシェープへの強すぎるほどのこだわりですが、デーンはその緻密な繊細さを日頃からの習慣の延長上として、ロビンは普段の正反対の行動を補うように集中力を高めているところが大きく違います。

 

翌朝、デーンとともに近所に住むチームライダーのカシアミーダーの家にお邪魔しました。

 


元祖ロキシーガールとして現在もガールズシーンで存在感を示すカシアですが、その経験をもとに「カシアモデル」の開発にあたってデーンと長時間の議論をしていました。


ほんの些細なボトム形状の変化、レールとロッカーのバランスについてプロトタイプに乗った感想をデーンに説明しているところは、その辺のアップカマーたちとは存在感が違い過ぎました。


帰り際、デーンに「カシアはすごいね。チームライダーとして完璧だね」と、私が褒めたたえると、デーンは「彼女は自分の世界に浸っている・・・」と微妙な発言をしたことが印象的でした。

 

 

後日、そのデーンとともにオーシャンサイドに行きました。

 

待ち合わせ場所にはカシアと友人のリアドーソン、そしてリアのパートナーであるアレックスロペスが待っていました。アレックスロペスはあのジェリーロペスの息子さんです。リアドーソンとアレックスロペスです。感動モノの出会いでした。

 

 

リアもアンヒンジドに乗るということでデーン、カシア、リアのライディングを撮影しました。

 

当日はこの季節特有のオンショアは収まっていましたが、水中カメラの撮影も入っていたため、ライディングがクィックモーメントになってしまい、残念ながら動画はあまり撮影することができませんでした。

 

しかしながらちょっとだけですが彼らのライディング技術の高さ、流れるような優美な躍動感、そしてどの瞬間を切り取っても絵になる立ち姿は撮影することができました。

 




彼らはアレックスのようにアレックスらしくなく、ジャレッドのように奇想天外でなく、ロビンのように力任せでなく、ライディングシルエットは基本的なオーソドックスなシルエットの連続です。

 

すべてのサーファーの手本になるような素晴らしいライディングです。

 

 

 

この二人にローラミニョーが加われば、花が咲くようにビーチは華やかになるでしょう。

 

できる限り早い来日を約束してもらい、その場を後にしました。

 

デーンと知り合ったのは今から20年ほど前ですが、彼のボードをシーコングで扱うようになったのは3年ほど前のことです。

 

デーンピーターソンは1990年代の終わりより世界のロングボードシーンの牽引車であり、メインストリームの一人です。

 

その彼のボードを取扱うようになって、カシアミーダー、ローラミニョー、そしてリアドーソンと知り合うことができました。

 

人のつながりがいかに重要なことかと思い知らされます。

 


今回発渡米した中村、森井にもこの幸運な流れを引き継いでもらいたいと思った次第です。

 

(まとまりのない内容になりましたが、旅は続きます)

 


シーコング藤沢店
田中

 

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