藤沢店の田中です。
先日このブログで書きましたように、すでにロビンに会いにいくため(このような書き方をすると、まるで“愛する人に早く会いたい”というように聞こえますが、違います!!)チケットを予約し、3回目のワクチン接種を予約していました。
にもかかわらず、昨日よりロシア上空をEU加盟国は飛行できないということになりました。
私の予約したチケットは往路がドイツのルフトハンザ航空のフランクフルト行きなんです。
ということは、やっぱり今回も厳しい状況になり、再びヨーロッパが遠ざかったというわけです。
解決方法としてはロシアの上空を飛ばずに迂回して行くことです、やっぱり「そこまでしなくても・・・」と諦めかけている次第です。
また本来はフランスから直接カリフォルニアに行って中村と森井の研修旅行とするつもりでしたが、ワクチン接種の関係で、一度日本に帰国した後、ゴールデンウィーク明けに渡米する予定に変更していました。
念のためデーンとアレックスにそこ頃、カリフォルニアにいるかどうかを確認したところ、二人ともOKで、アレックスからは「5月15日が誕生日だからグッドタイミング。まだ足が治ってないけど(骨折しています)スコーピオンベイ行く?」とメールが届きました。
そんなに長くいけないし、それどころではなさそうだし・・・
やっぱり早く戦争が終結し、平和な世の中になってほしいと願うばかりです。(飛行機怖いですし・・・)
サーフィンの黎明期であった1960年代、アメリカはベトナム戦争に介入し、サーファーを含む多くの若者が戦場に駆り出されました。(映画「ビッグウェンズデー」をご覧のとおり)
その後、長期化した戦争に全米各地で反戦ムードが高まり、多くのサーファーもそれに加わりました。
反戦運動はその後、ヒッピーカルチャーへと変遷し、戦後になってサーファーやヒッピーは平和の象徴となりました。
サーフィンの歴史を見るとこれらのことは非常に重要です。
人と競ったりしない。平和だった昔を取り戻そう。その象徴がサーフィンなのです。
だからロビンもアレックスもダノーもトロイもデーンも1960年代から70年代前半のサーフボードにこだわるのです。
機能的に優れた新しいデザインや素材には興味がないのです。
なぜなら「サーフィンをする」ということの原点は、まさに時代回帰にあるからです。
文化が成熟するとそれを楽しむ人々の嗜好も高まり、より本物志向となります。
そのためにサーフボードに性能面だけを求めながら、ネームバリューによって彼らのボードに乗ってみると「?」と思うことがあるのです。
でも、その「?」の意味は、単なるコンセプトの違いなのです。
古いものと新しいものを比べても意味はありません。サーフボードを比較することに意味はないのです。
サーフボードの価値は性能面だけではなく“別”のところにあるのです。
サーフボードのことを考えたり、いま世界で起こっていることを考えると、そこにはリンクするものがあるように感じます。
その昔、ロビンが静波海岸の自由の女神にぶら下げた「SURF is FREE」の看板が思い起こされます。
早く平和が訪れますように!
シーコング
田中
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