藤沢店の田中です。
今日の湘南は天気が不安定な荒れ模様のため休日にもかかわらず比較的静かな雰囲気で店内も落ち着いています。
そこでブログのネタでも探そうと思って古い写真を探していたところ、デジカメが普及する前に撮影された写真の束がいくつか見つかりました。
シーコングを始めたのは1998年ですが、おそらく2002年頃まではまだフィルムカメラを使用していたようで、ネガと写真が乱雑に箱の中に収められていました。
今以上に写真のセンスがなく大量の写真からお見せできるものを探すだけでも一苦労でしたが、驚いたことに箱の中にあった「写ルンです(レンズ付きフィルムと言われていた)」のフィルムが11枚残っていたので、シャッターを押してみたところ、なんとフラッシュが光ったのです。いったいどんだけ長い寿命の電池が使われているのか・・・
まずは先月、惜しくも亡くなったリッチハーバーです。
2000年より、シーコングはハーバーサーフボードの代理店となりましたが、その頃シールビーチのファクトリーを訪れたときの写真だと思います。
歴史ある、リッチハーバーのシェープルームです
リッチの横にいるのは、今やWSLのTOPショートボーダーにまでボードを提供するようになったティムスタンプスです。当時も今もとてもシャイで優しいところは変わりません。
続きまして、こちらの写真は一部以前もご紹介させていただいたことがあると思うのですが、ロビンが旧クリームを立ち上げた2002年頃、カリフォルニアのサンオノフレで撮影したものです。
右端はご存じ、アレックスノスト。現在とは違い、まだ髪は金色に染めておらず、生意気にもひげを蓄えています。
その左の長身はノーランホール。現在はVANSのディレクターとしてダクトテープなどを取り仕切っています。当時はアレックスと「ジャパニーズモーターズ」というバンドで活動していました。
ロビンの右隣はJT。ロビンの幼馴染であり、クリームの最初のライダーとして写真に納まっています。口数が少なく少々地味ですがサーフィンの技術には当時から定評があり、その後ロビンのボード作りを手伝った後、「ナイトトレイン」というブランドを立ち上げ、現在もまたカリフォルニアで作られるすべてのクリームのボードのシェープを行っています。
この写真の中央のライダー第1号のJTのために作られたボードは、現在藤沢店に展示されています。
もう一枚、アレックスです。
この写真ではダノーなので、上の写真より少し前かもしれませんが、スターの雰囲気はすでに備わっているようです。
こちらはウェーバーのライダーとして名作『プレイナー』を考案したダレンユーデリーの14歳ころの写真です。
当日はダレン、ロビン、クリス、後にシーワードベッセルを始めたブライアンアンダーソン”ローファー”の奥様となったミッシーカンターの4人のウェーバーチームを引き連れてベンチュラの大会に行っていました。
私としては初めてみるカリフォルニアの地域対抗のシングルフィンロングボードコンテストでしたが、彼らがヒートの合間にも一切その様子を伺って海に目を向けることがなく、陸上で遊んでいたことに驚きました。「そんなに真剣になんなよ。たかがサーフィンだ」と生意気に言っていたのを思い出します。
こちらは大変レアでマニアックな写真です。
2003年頃、翌日の帰国を控え空港近くのエルセグンドの近くにあったステーキ&ライブの店で、ハーバーのジャケットを着ていた私に声をかけてきた名ラミネーターの故"ウェインミヤタ”氏です。残念ながらこの数年後、お亡くなりになったので、大変貴重な写真となりました。
そしてこちらはご存じ、ロビンキーガルです。16歳で初めて日本にやってきた日に撮られたものです。
なんともふてぶてしい表情ですが、おの写真を見て彼の眼がこんなきれいな色をしていたのかと驚きました。
こちらは翌日白浜で行われた「第1回NALUコンテスト」です。
そろいのチームジャケットを着て、抜群のチームワークでエントリーしたすべてのクラスで終章を飾りました。
こんなさわやかな印象の少年が、後年、なんであんなふうになってしまったんでしょう・・・
こちらも、まださわやかだったころのポストカードです。右上のロゴを見ればわかる通り、あの「EDWIN」のコマーシャルフォトです。
この写真も2002年頃だと思いますが、右端の男の子は誰かわかるでしょうか?
久しぶりに会いたいなあと思って、実際に会うと10分くらいでうんざりするようなこともありますが、このサンオノフレの写真を見ると、やっぱり早くカリフォルニアに行きたいなあと思ってしまいます。
と、懐かしい写真のご紹介でした。まだまだ短い歴史ですがフィルムの温かみとともに感傷にふけっていました。
引き続き、楽しい休日をお過ごしください。
シーコング藤沢店
田中
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