こんにちは。
大阪店 中野です。
先日、たまたまリペアをしようと思ってエルモアのエッグマンを持ってきました。
サイズは7`2ftです。
以前からずっと愛用しているボードです。
余談を挟みつつ久しぶりにミッドレングスボードについてブログを書いてみたいと思います。
よろしくお願いいたします。
以前はこのようなショートボードとロングボードの中間サイズ、7ft~8ftの長さのボードは”ファンボード”と呼ばれていましたが、
現在ではこのような長さのボードを”ミッドレングス”と呼ぶことが当たり前のようになってきました。
そもそも誰が名付け親なのか??
とてもいい響きです。
万年週一サーファーの私ですが、サーフィンは飽きずに長く続いています。
今も昔と変わらず、音楽マニア、ゲームマニア、アニメマニアな私ですので、もしサーフィンがなければ間違いなくインドアな生活を送っていたと思います。
学生時代に大阪に住んでいましたが、アメ村に遊びに行っては、帰りに必ず日本橋をチェックしに行くのが楽しみでありました。
バンド活動をしていたころはめちゃくちゃ夜型でしたので、夜明けとともに布団に入るという生活。
現在ではサーフィンがあるからこそ休みの日は陽の光を浴びていますが、根暗な性格もあり、サーフィンに行かない日はめちゃくちゃ陰キャラです。
古い音楽好きをアピールしていますが、実はめちゃくちゃPerfumeの大ファンでもあります。
サーフィンをやりだしてから大体10年ぐらいになりますが、ロングボードに乗ってトータル4年ぐらいですので、その時間の多くはこの手のミッドレングスに時間を費やしています。
下手の横好きですので、私のサーフスキルはさておき、、、
今までたくさんのミッドレングスに乗ってきました。
とにかくミッドレングスに対して、
私なりにだした結論は
”ミッドレングスは浮力で選ぶ!!”です。
ミッドレングスというカテゴリーのボードは、多種多様で様々なデザイン、フィンセッティングがあります。
特に決まりという決まりがないボードですが、
ショートボーダー目線では小波用のボード
ロングボーダー目線では大きな波用のボード
になるのではないでしょうか??
また、そうなってくるとショートボードを長くしたボード、ロングボードを短くしたボードというものが存在しています。
時代を経て色々な解釈、言葉、ジャンル分けがありますが、
現在ミッドレングスと呼ばれるボードは、主にロングボードが短くなった60年代後半から70年代にかけてのボードデザインを指すことが一般的なようです。
ウェーバーのファストバックやスキーはまさにこの時代のサーフボードです。
昨今のミッドレングスブームは、1960年後半のショートボードレボリューションが起こった過渡期のボード、あるいは70年代のボードがルーツとなっており、ケリースレーターのような波を切り裂くような激しいサーフィンではなく、マイケルピーターソンのような波の力を最大限に利用した、シンプルかつとてもピュアなサーフィンを誰でも簡単に楽しめるようなボードです。
昨今のシングルフィンロングボードブーム、いわゆるフィッシュなどのオルタナティブボードが多くのサーファーをまた海に戻したとも言われているようですが、共通しているのはシンプルかつとても乗りやすいボードということです。
ミッドレングスはロングボーダー目線で見るなら特に、安定性と浮力感は外せないポイントです。
普段の浮力あるロングボードでサーフィンをされているなら尚更、安定感やテイクオフの速さに慣れているのでどうしても重要なポイントです。
普段サーフィンするポイントの波質や平均的なサイズ、自身のサーフスタイルを考えれば、短くなっても安定性や浮力のあるボードを選ぶ方が楽しいですし、ストレスフリーでサーフィンを楽しめると思います。
ロングボードでは少し難しい、大きくて速く掘れた波ではミッドレングスでのサーフィンはとても有意義ですし、ショートボードよりはテイクオフが速いですので楽ちんです。
7ft~8ftほどのボードサイズになれば、ロングボードよりも体感的なスピード感は増し、かつロングボードではできなかったラインを描くことが可能です。
また、重みもありますので、ショートボードのようにアップスンをしなくてもボードは走りますし、ロングボードのように色々考えなくても、ただただ波に身を任せれば気持ちのいいサーフィンを可能とします。
とは言っても
ミッドレングスボードはすこーし波のサイズを必要とすることから、日本の平均的な波のサイズを考慮すればロングボーダーにはやっぱりロングボードでのサーフィンが楽しいのは間違いありませんが、、、。
ただ、毎日服をコーディネートするように、ミッドレングスに乗ることによって、その日の気分を変えることができますし、ロングボードでは描けないサーフィンを楽しむことができるので、オススメです。
とにかくロングボーダー目線で考えるなら、ボードが短くなっても
”ミッドレングスは浮力で選ぶ!!”です。
選ぶ長さに関してもちろん決まりはありません。
当たり前ですが長ければ長いほどロングボードフィーリングが強くなり、短ければ短いほどショートボードフィーリングが強くなります。
ボードのモデルにもよりますが、不安であればやはり長めのサイズを、例えば7`6ft~8`0ftあたりをチョイスするとロングボードからの乗り換えでも、安心でスムースにお乗りいただけるのではないでしょうか??
もちろん決まりはありません!!
それではシングルフィンロングボードをメインに取り扱っているシーコングだからこそご提案できる、オススメのミッドレングスボードをご紹介させていただければと思います。
エルモアエッグマン
東京江戸川店 7`10ft
やっぱり自分が使っているのでめちゃくちゃオススメしたい1本です。
ボード幅は21インチ以上あり、厚みもそこそこに、ボトムは薄くシングルコンケーブが施されています。
ハンドシェイプとは思えないほど丁寧に作られたボードは、クセのない乗り味で、ふわっとしたボリューム感となり、テイクオフの速さはもちろん、スピード感とコントロール感は抜群です。
ボトムからトップへの伸びは気持ちいいほどの浮遊感を体感することができるので、サイズが上がった日にはとても重宝しているボードです。
Elmore Surfboards from Thalia Surf Shop on Vimeo.
人気ボードですので、中々ストックがたくさんありませんが、カスタムオーダー受付中です!!
⇒エルモアサーフボードエッグマンのお問い合わせはこちらから!!
ウェーバー ファストバック
藤沢店 7`2ft
大阪店 7`6ft
ナットヤングとデューイウェーバーによって共同開発されたボードです。
当時のカテゴリーとしてはショートボードですが、現代においてはまさにこのスタイルのシングルフィンボードをミッドレングスと呼称しています。
ボード幅は22インチ近くあり、安定した乗り心地でテイクオフが速く、60年代後半から70年代初頭に描いていたシンプルなサーフィンを現代においても描くことが可能です。
ウェーバーファンでなくても、とにかくクセなく乗りやすいミッドレングスであればファストバックで決まりです。
これを基準にボード選びをしてもいいかもしれません。
ダノー ダブルエンダー
大阪店 7`6ft
ここ大阪でもジワっと人気のでているダノー親分のシェイプするダブルエンダーです。
ロビンキーガルは以前、ダブルエンダーのロングボード版を乗っていましたが、こちらのミッドレングスバージョンはエッジを施したり、レールの厚みを増やしたりと、短くなることによって細かなディテールを 変えています。
はい、とにかく浮力たっぷりです。
幅は大体22インチ、厚みは3インチとなっていますが、とにかく分厚いレールですので、フワッとした圧倒的な浮力感でサーフィンを楽しめます。
少々体重のある方でもボードが沈まず、安定したサーフィンを楽しむことができると思います。
こちらも中々店頭ストックボードがありませんので、カスタムオーダーを受け付けております。
頼んで絶対に後悔しないと自信をもって言えるぐらい、浮力たっぷり乗りやすいボードですよ。
また、ダノーであれば少々わがままなオーダーを言えるのではないでしょうか??
シーコングオリジナル SK7
シーコングが展開する格安のオリジナルボードです。
ウェーバーファストバックがベースとなっていますが、とにかく低価格の7万円代です。
ブランドにこだわらなければ、幅22インチあるボードですので、そこそこのテイクオフ性能でサーフィンを楽しむことができます。
オリジナルボードは大幅に入荷が遅れておりますが、現在ご予約受付中です!!
どうぞよろしくお願いいたします。
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それでは大阪店に入荷した中古ボードのご紹介です。
【ボード説明】
YUでおなじみ植田義則氏シェイプによるミッドレングスモデルです。
ノーズ形状はしっかりとボリュームを絞っており、全体的にダウンレールからテール側のレールはエッジがしかりと効いています。
サイズのある波でより動きの出せるデザインになっています。
【ボードコンディションについて】
デッキ面に薄っすらフットマークがあります。
サイドレールに2か所リペア痕があります。綺麗にリペアされていますので浸水の心配はありません。
【総合評価/おすすめの方/お買い得度】
付属品も豊富に揃っています。
【ボード説明】
大阪のブルーサーフさんのオリジナルブランドボードです。
ノーズ先端からテールまで幅のしっかりとあるモデルです。
テールはフィッシュ形状で、ボリュームがありながらもコントロール性をしっかりともった形状です。
EPSフォームを使用しており、軽量で浮力のあるモデルです。
ショートボードの初心者や、小波用のボードをお探しのショートボーダーにおすすめです。
フィン設定も豊富なので、色んな乗り味を楽しめそうなボードになっています。
【ボードコンディションについて】
デッキ面に薄っすらとフットマークがあります。
ボトムやレールにリペア等の傷はありません。
EPSフォームを使用しており、軽量で浮力のあるモデルです。
フィンボックス周辺にEPSボード特有の日焼けの変色があります。
使用には問題ありません。
【総合評価/おすすめの方/お買い得度】
長さを抑えつつ浮力のあるボードをお探しの方におすすめです。
どうぞよろしくお願いいたします。
シーコング大阪 中野