こんばんは、ご無沙汰しております渡辺です。
実はわたし、先週はバハ・カリフォルニアのスコーピオンベイへ行っておりました。
今回はお客様5名をお連れして総勢6名で6日間滞在してきました。
2004年カリフォルニアからスコーピオンベイに移住した生きる伝説「マテオ&ブリタニー&フリーダ(愛犬)」のもとを訪れ、彼らが創り出すアート作品「マドルガーダタブラス」を世界最高峰のライトウェーブと言われる波でテストライドし、さらにマテオとブリタニーが各々のライディングをチェックしてくれてボード選びの助言してくれて、旅の後半にはマテオ宅でたくさんのファブリックの中から好きな柄を選びオーダーをするという誰もが羨むツアー内容ですが、、、
実際たどり着くまでは乗り継ぎも含め片道約24時間かかりますし、メキシコからの4時間のドライブはグーグルマップ未掲載はもちろん、電波も入らない道を走らなければいけないのでそれなりの覚悟が必要です。
舗装されていない道もあれば、野生の牛や馬、羊が道を塞ぐこともあります。
夜は20℃を切るので肌寒く、動物たちは日中温められたコンクリートの上で暖を取ります。
実際日が暮れたあとは、100頭近くの牛や馬をクラクションを鳴らし避けながら進みました。
記憶を辿りなんとか無事到着し、翌朝からは写真のような日本ではありえないファンウェーブを堪能。
マテオとブリタニーは別々のバンで登場し、車内には10本近いボード(ショートから10ftのビッグボードまで)が積んであり、波のコンディションや気分で使いわけています。
今回はその中から気になるモデルは貸してくれたり、とても親切にしてくれました!
「日本には行ったことがないから波のコンディションはわからないけれど、小波の日が多いならメローイエローがおすすめよ♪」と説明してくれています。
ボトムがフルチャンネル仕様のポンデローザモデル!
「ボードの柄とサンバイザーの柄が一緒だぜ!、クールだろ♪」と
終始ご機嫌なマテオさんです。
旅の後半はマテオ&ブリタニーさんの自宅に伺い、たくさんのファブリックの中から自分好みを選んでいきます。
生地の長さや厚さ、材質によって、モデルで使える使えないが出てきたり、、、
彼らの物作りに対する真剣な想いを垣間見れました。
味わいのあるファブリックが次から次へと出てきます!
大型バスの改造したシェイプルーム。
電気は通ってない場所なので発電機でいろんな機材を動かしています。
このような秘境でサーフボードが作れてしまうこと自体すごいことです。
今回宿泊したレンタルハウスは最終日前日あたりからお湯がでなくなったり、
ミネラルウォーターの生活でも何人かお腹を下したり、、
小さなスーパーにはお菓子や飲料のほかは卵とキャベツとアボガド、ジャガイモ、キューリぐらいしか置いてなかったり、、
電波やインターネット回線はどこ行っても悪かったり、、
日本の便利な生活に慣れたわたしたちにはかなり不便な生活です。
そして、その環境下で圧倒的な存在感のある美しいサーフボードを製作できることはリスペクトでしかありません。
片道24時間たいへんな思いをして訪れるこの地には、最高の天気と波だけではなく、
最高にハッピーな彼らがいることが、また訪れたいと思わせてくれる大きな要素となっています。
※ちなみにサソリもその辺にうろちょろしています。
最後に1分ほどのショートムービーですが、今回メローイエローをメインで使用していたPEKOさん(女性)によるライディング映像です。
撮影はドローンマスターの渡辺です。ご覧ください。
大量生産のボードとは異なり、1本1本に彼らのスピリットがこもったアート作品とも言えるサーフボードです。
人とは違った超スペシャルなサーフボードをお探しの方に絶対にお勧めです。
ボリューム感のあるシェープでパワーレスな日本の波にも適しています。
普通のサーフボードでは物足りないという方、1本いかがでしょうか。
おすすめはこちらのミニメローイエローです。
●ブランド:マドルガーダタブラス
・モデル:ミニメローイエロー
・サイズ:8.8ft
・フィン:シングルON
・価格:¥330,000(税込み)
・送料:無料
以前、クーパーフィッシュから発売されていた「メローイエロー」モデルの原型で、マット・ハワードのデザインだったものなので現在はマットがその版権を所有しているため、「オリジナル・メローイエロー」として発売されています。
23インチを超えるボード幅、ワイドなノーズとテールはステップ状に薄くされており、ノーズライディングと切れのあるカットバックに有効です。
オンリーワンのビンテージファブリックをラミネートし、さらにボランクロスで巻いたしっかり重量感のあるボードです。
一生モノのお宝ボードとして愛用したいボードNo,1です。
女性の方にもおすすめです!