シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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おはようございます。藤沢店の田中です。



オーストラリアから戻って早5日が過ぎました。

オーストラリアは時差ボケがないので帰国後も体調的には楽ですが、いい波だったので撮影したビデオの量が多く現在編集に追われています。(平塚が寝ずに編集作業をしています)


ヌーサではジョシュ・コンスタブルの家とガトへロイで借りていた家を1日おきに泊まっていました。



●家庭的な雰囲気がいっぱいのジョシュのお家




●みんなのたまり場になったヌーサで借りていたバケーションハウス




元世界チャンピオンのジョシュとカリフォルニアを代表するカリフォルニアスタイルのロングボーダーのロビーは同じロングボードというカテゴリーの中にいてもまったく正反対の世界にいます。


私たちが滞在中の「サンシャインコーストデイリー」という新聞にジョシュは、過去10年間で最も活躍したスポーツ選手の3位にランクされていました。1位は女性のプロフットボーラー、2位はアイアンマンの世界チャンピオン、4位はロンドンオリンピックで2つのゴールドメダルを獲った女性です。サーフィンが国技と言われるオーストラリアにあってもジョシュが特別な存在であることがわかります。ジョシュに対する枕詞も常に「2006年のロングボード世界チャンピオンにしてサンシャインコーストの宝」が付きます。一緒にサーフィンする友人はテニスの4代大会を獲得した元世界チャンピオンやゴルフの全豪王者などと華やかな顔ぶれです。当然、地域貢献にも力を入れ障害者のサーフィンスクールの記事などにも筆頭に名前が書かれていました。まさに地元の顔として存在感を示しています。




●ヌーサフェスティバルの期間中、地元のラジオ局のインタビューを受けるジョシュ


ジョシュ・コンスタブルのブログ




対するロビーはアメリカ社会の中でも異質な存在、その中でもロングボーダーという「ルーザーズカルチャー」の代表者です。


・・・「ルーザーズカルチャー」とは、前回のダクトテープが行われたフランスのビアリッツでJJウェッセルズと話をしていた時に彼が口にした言葉で、「なんで約束どおりにボードを作れないのか?」「なんでお金がないのにちゃんと仕事をしないのか?」という説明の中で出てきました。「俺たちはルーザーズカルチャーの中に生きているんだ。仕事があっても波があれば海に行ってしまうし、っていうか、ちゃんとしたことが出来ない奴の集まりなんだ。だから俺たちは将来もまとまったお金を手にすることはないだろう。今までのカリフォルニアのサーフィンカルチャーの中でお金を稼いだのはほんのわずかの人で、ほとんどがちょっとお金を稼いでも結局は失ってしまうんだ」とそういう人たちのことらしいです。


ロビーは天才的なシェーパーに違いありませんが、ご存知のように日本人的なちゃんとしたことはほとんどできません。稼ぐ気になればこんなにお金に困らないのに、と思っても(本人も分かっているようですが)計画通りに物事が運びません。人気はあっても社会的な信頼性はほとんど無いに等しいですし、車の荷台や工場の隅のベッドで寝たりと安定した生活にはほど遠い、いわゆる典型的であるが現在では希なカリフォルニアサーファーです。


しかしヌーサで見た人気の度合いでは圧倒的にロビー、アレックスなどに軍配が上がるのが面白いところです。


ジョシュは「ここ3年間は一度もハイパフォーマンスボードには乗っていないんだ。海を見ればわかるだろもう誰もスタビ付きのハイパフォーマンスには乗ってないだろ?7〜8年前、カリフォルニアでそういう動きが始まったときには、オーストラリアは違うって思ってたんだ。まだASPの大会も盛り上がってたし。でも今じゃ、スポンサーからもハイパフォーマンスには乗るなって言われてるんだ。だから俺のブランドの“クリエイティブアーミー”にはハイパフォーマンスロングボードは1本もないんだ。でも今じゃこっちのスタイルの方が好きだよ。もともと日本のように“波が小さいからロングボードをする”ってわけじゃないから、ハイパフォーマンスを求めるなら短いボードの方が理にかなってるんだ。今はそれが理解できるから、ロングボードはシングルフィンでOKさ。俺もダクトテープに出たいしね。」


と、その正反対のロビーとジョシュですが何故か意外と気が合い、そして二人とも相当ないたずら好きです。ふたりが一緒の場合、当然的になるのは私で、今回も散々な目にあってしまいました。恥ずかしくて言えませんが・・・



とにかくロビーの勢いはすごいです。今回シドニーからヌーサまで約1200kmを移動しましたが、シドニーのマンリーやバイロンベイのメインストリートのサーフショップのショーウィンドーにはガトへロイをたくさん見かけました。それにビーチで見かけるちょっと上手そうな若い奴らもガトへロイを手にしています。




●マンリーのサーフショップで




バイロンベイのサーフショップ前で



そのオーストラリアで昨夜、ガトへロイ・オーストラリアの『wildthing』のオープニングパーティが開催されました。相当に盛り上がったようですが、その勢いをそのままに、彼らがやってきます。日本のショー『ダイナミックエンデバー』もご期待ください。



●昨夜、オーストラリアのマンリーで行われたガトへロイショーの案内状
※オーストラリアにてガトへロイのボードをご購入の際は是非お立ち寄りください。




●昨夜のロビー




ガトへロイ『ダイナミックエンデバー』の前売り券はこちら




●今回のトリップ仲間



今回のトリップ仲間、モーリーのブログ(毎日写真がアップされています)





今日も湘南は波があります。海の帰りは是非シーコングへお立ち寄りください。


シーコング藤沢店
田中