シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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大変天気のいい週末を迎えた湘南です。場所によっては波もそこそこありそうです。



先日からお伝えしているとおり、次週、ダノー(8本)、ガトヘロイ(2本)、
ウェーバー(2本)、クリーム(3本)が入荷します。

またその翌週には、ウェーバー(20本)、ハーバー(10本)、そしてその翌週には、待望のNEWモデルのクリームの『アンサー』が20本入荷します。
入荷予定のボード詳細はこちらのブログに掲載しています




最近その『アンサー』に関するお問い合わせをたくさんいただいているので、改めてご説明させていただきます。



元々シーコングのベストセラーボードはウェーバー『スタイリスト』でした。


他のブランドのボードとはまったく異なる幅広いアウトラインが生み出すテイクオフとコントロールの簡単なことが、テイクオフの苦手な方や、ビギ ナーの方、伸び悩んでいる方々に大変ご好評をいただきました。
スタイリストのユーザーレビュー



ところが2年前より、その『スタイリスト』が作っても作っても足りない状態になってしまい、ガトヘロイのロビーに相談を持ちかけたわけです。



シーコング:「ねぇ、スタイリストと同じようなボード作ってよ」


ロビー:「いいよ」


シーコング:「幅広くしてくれよ。どうせならウェーバーよりテイクオフが速くて、コントロールも簡単なのを頼むよ。とにかくテイクオフの速いのを 作ってくれよ」


そして、出来上がったのが『ビーチボール』です。


シーコングの要望のとおり、幅と厚みはほぼ同じ、ボトムの形状も限りなくフラットにしてもらいました。(ガトヘロイのボードはロールしているものが多いので)


さすがロビー、その甲斐あってお客様の評判は発売から大変良く、あっという間に『ビーチボール』はベストセラーの仲間入りをしました。


ところが数か月後、届いたボードの写真を撮影していると、

「あれ、このボード細くない!?」ということになり、実際に測ってみると幅が約3センチも細くなっていました。


シーコング:「ロビー、何だよ、あれは?ビーチボールじゃないじゃん!!!」


ロビー:「あっちのほうがいいんだよ。幅が狭いほうが性能がいいんだから」


シーコング:「それはわかってるけど、日本の波のこともわかってるだろ?それにお前みたいに毎日海に行けるわけじゃないんだよ、日本は。せっかく の休日だから波が小さくてもたくさん乗りたいんだよ。勝手に変えんなよ。そういうボードはガトヘロイで作ってくれよ」


ロビー:「わかったよ。でもこっちのほうがいいと思ったんだよ。でも次からは元に戻すよ」


という具合に、『ビーチボールNR』が勝手に生まれてきたわけです。


『ビーチボール』はあくまでも、誰でも安心してたくさんの波に乗れるボードというコンセプトだったので、『スタイリスト』と同じ性能が必要だった のです。



ところが、『ビーチボールNR』をご購入いただいた方々(比較的痩せ型の方にはお勧めしていました)から、「すげえ調子いい」という話が伝わって きました。湘南や大阪の小波でも、しかも体重がそこそこあっても調子がすこぶるいいと。「スピードも速いし、コントロールが楽だし、何しろ持ちやすいし」とご購入いただいた皆様が口をそろえて言ってくださいました。
ビーチボール、ビーチボールNRのユーザーレビュー



“そうか、私みたいにみんなが体重があるわけではないし、幅が狭くてもテイクオフが速いならそのほうがいいかも・・・”ということを考え、昨年の 9月にロビーに伝えました。


シーコング:「やっぱりお前に任せるよ。だからビーチボールの次のモデルを作ってよ。幅狭くしても何でもいいから、とにかくスーパーボードを作ってくれよ」


ロビー:「俺が何度も言っているとおり、幅だけが重要じゃないんだ。日本の波のことや、日本人サーファーのことはよくわかっているよ。何しろ15歳の時から20回くらい行ってるんだから。実は夏にフランスにいた時からいいアイデアがあるんだ。スペシャルだよ」


シーコング:「スペシャルじゃなくていいんだよ。それはガトヘロイがあるんだし。とにかくテイクオフは最重要だよ。それでもっとよかったらいいんだから」


と、話がまとまりロビーがモロッコに持参したのが“アンサー”です。

アンサーの詳しい説明


クラシックログよりもシングルフィンロングボードの可能性にフォーカスしハイスピードのオールラウンド系のボードのラインナップの中に、ひときわ異彩を放つ“クラシックログ”を誕生させたのです。


ロビー:「このボードはその名のとおり、ロングボード(ログ)の俺の答えさ。浮力と安定感を備える重量感とボトム形状、ログの雰囲気が味わえ、ノーズライディングに適している両サイドが平行なレール、そしてフラットなロッカーによるスピードのトリムさ。重要なのは誰でも簡単に乗れて操作できることさ。」



一目見ただけで目を奪われるきれいなアウトラインのボードです。
一見幅が狭く感じるかもしれませんが、手にしたときの重量感と中心部のボリュームがその不安を吹き飛ばすはずです。ロビー独特のピンチレールが手に程よい質感をもたらせます。持っただけで“いいボード”と感じるしっくりした味わいです。


そして初めてアフリカで『アンサー』に乗ったわけです。

波はヒザモモからムネカタまでで使用しました。私は自称体重82?で9.5ftを使用しました。


まず重要なテイクオフですが不思議と全然横揺れしません。
これは以前からガトヘロイのボードをご購入されていた方も口をそろえて言っていたことです。
「狭くても全然、テイクオフ速いんだよ」・・・


そしてボトムターンは重量感とともにガトヘロイの特徴を感じるスムースなレールの入りで、そのあと一気に加速する感じです。


ボードのスピードは断然速く感じ、走っているときにふらふら感はまったくありません。
横に進んでいるときにも、もったりとした感じがせず、楽にコントロールできる感じです。


と、書いているとまったく自分がプロサーファーのようですが、私自身はとてもそんなレベルじゃないのでご安心してください。
私でさえも、“こんな風に感じることができる”ほどです。
●gato Heroi ANSWERの動画



と、話は長くなりましたが、『アンサー』は、これからシーコングの“イチ押し”ボードの1つです。


お客様のご要望によってお勧めするボードは変わってきますが、『スタイリスト』『サンオー』と並んですべてのお客様を対象にお勧めすることができると思います。


やっぱりどうしても幅の広いボードが安心、ウェーバーのロゴに憧れていたという方は、私たちも自信をもって『スタイリスト』をお勧めします。


テイクオフは重視しても、ちょっと軽い乗り味で、アップスンや当て込みなど、オールラウンドなサーフィンがしたい方には『サンオー』


そして『スタイリスト』の次のボードとして
「そろそろ自分のとっておきのマジックボードを探していて、今のボードに不満がある方」
「スタイリストまでのボリュームを必要としていなかった体重の軽い方」
「スタイリッシュなクラシックログを優雅に乗りたいと考えてる女性の皆様」
には『アンサー』をお勧めします。



それぞれボードの特徴に違いがあるので、お客様のご要望次第で『アンサー』か『スタイリスト』か『サンオー』か、という選択肢をご用意しています。
来週以降これらのボードが入荷してきますので、是非、お店に足を運んで実物を持って、触って、それぞれのボードの違いを実感してください。


ご来店お待ちしております。


シーコング
田中