皆様、3連休はいかがお過ごしでしょうか?
いよいよ今年も終わりに近づいてきましたが、藤沢店はあと3日間、ららぽーと豊洲店は年末年始も休みなく頑張ります。
寒い日が続くので、モロッコが懐かしまれますが、そのロビーもどうやらカリフォルニアへの帰途に着いたようです。
しかし“SURFAR”プロジェクトは、まだまだ来年の春まで続きます。
年明けにはハワイ、それからオーストラリアへと向かいます。
今年は震災の影響で、以降の来日は叶いませんでしたが、撮影中の《ダイナミックエンデバー》が完成した際には日本でのプレミア上映も予定していますので、先のことになりますが楽しみにお待ちください。
●ロビー編集のフランス編
●ロビー編集のモロッコ編
●ロビー編集のRPG編
なにしろ最近のロビーはボード作り没頭し、まったく新しいロングボードを生み出しています。
先日発売された雑誌「オンザボード」でも書かれていたように、今やカリフォルニアでは“誰でもシェーパー時代”に突入し、クラシカルなアウトラインに50/50のレールを施したボードが溢れています。(クラシックボードのフォームを買って、昔のボードのアウトラインをそのままコピーし、ノーズからテールまで50/50にすることは簡単にできるんです・・・)
ボードはショップやシェーパーから買うのではなく、自分か友達がそれっぽいのを作る・・・という状況です。
以前からそうした変化を危惧していたロビーは生活の中心をヨーロッパに移しバスの荷台に寝泊りしながら、独自にボードの開発をしているのです。
そんなことまでする必要があるのかと思いますが、本人は「満ち足りた環境では新しい発想は生まれない」と、ギリギリの環境に身を置いています。
《60年代のレプリカとしてのロングボードではなく、まったく新しいロングボード。もし、ショートボードレボリューションがなかったら・・・》
ロビーが模索しているのは、この命題です。
1960年代の後半に起こった“ショートボードレボリューション”によってサーフボードの進化はショートボードマニューバーを基本にするようになり、ロングボードがリバイバルで作られるようになってからもその基本的なスタンスは変わっていない。
もし、ショートボードという概念がなくロングボードがそのまま進化していたら、どのようになっただろう???という観点に基づきボードが作られています。
“シングルフィンロングボード=クラシックorノーズライディング”という概念をブチ破り、“シングルフィンロングボードにこだわりながら”ボードを作っているのです。
「ショートボードがそのまま大きいサイズになったオールラウンド系のロングボードではロッカーがあることにより、ノーズ部分、ボードの真ん中部分、テール部分でライディングをする場合に1本のボードでありながら異なった性質を持つボードになってしまう」
「だから今は、デッキのロッカーをできる限り少なくし、ボトムにだけロッカーをつけることで1本のボードの前後の移動ではボードのスピードをトリムをするだけで、ボードの前後によっても同じ性質を持つボードを作っているんだ。それが今使っている、『ジャングルアシッド』なんだ」
「アウトラインが丸みを帯び、9.2ftという長さにもかかわらずスピード性能が非常に高まるんだ。決して大きい波だけでなく、サイズを選ばずファンボードのように自由に波を楽しめるボードなんだ」
しかし、そんなロビーの考えは、まだあのカリフォルニアでさえも浸透しているとは言えません。強いて言えば、アレックス、コーディ・シンプキンス、デーン・ピーターソン等が同じ方向に向かっているといえると思います。
だから最近のロビーのボードは以前にも増して、他のボードとまったく違います。アウトラインだけではわかりづらいかもしれませんが、手に取っていただくとその違いは歴然です。
程よい重量感と研ぎ澄まされたレールから手に伝わってくる感触は心地よくボードの可能性を感じさせます。
・・・“ロビーのボードは難しい”という噂を耳にしますが、実際はまったくそんなことはありません。コンセプトを理解しボードを選んでいただければそのスピードの魔力に引き込まれるはずです。
そんなロビー・キーガルシェープのガトヘロイのボードが年明けに2本入荷します。ロングボードが2本です。
どんなボードが来るか今から楽しみです。
※年明けには、他にも、ウェーバー、クリームが入荷します。
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