シーコング店長ブログ

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藤沢店の村上です。
2/7から2/16日までカリフォルニア出張に行ってきました。
少し長くなりますが、初めて訪れたカリフォルニアの感想をご紹介したいと思います。


青い空、綺麗な海、暖かく過ごしやすい気候。夢にまで見たカリフォルニアです。
長いフライトを経てやっとのことで到着したのですが、いきなりの雨。しかも日本より寒いくらいの気温に少し戸惑ってしまいました。

しかし、初カリフォルニアということの大きな期待と少しの不安によってそんな戸惑いはすぐに忘れてしまいました。


出張では、シーコングで取り扱っている各ブランドの取材と、新たに配布する予定のDVD制作のために撮影をしてきました。
連日の悪天候のためコンディションは良くなかったのにも関わらず、すばらしいサーフィンを目の前でたくさん見ることができました。



ハーバーのサイラスは、オンショアが吹き、誰も海に入ってないコンディションの中一人で海に入っていき、30分という約束だったのにもかかわらず1時間近くサーフィンをしてくれました。海から上がり笑顔で「良いライディングができなくてごめん。ちゃんと撮影できた?」と言ってくれたサイラスにはホントに感謝の気持ちしかありませんでした。



ダノーも前日の雨でひどく濁った海にもかかわらず、嫌な顔一つせずに海に入っていき、すばらしいパフォーマンスを見せてくれました。コスタメサのブラッキーズというポイントで撮影をしたのですが、ダノーのシングルフィンロングボードを持ったサーファーが想像していた以上に多く、それぞれのダノーユーザーがすごく上手でびっくりしました。ダノーのサーフボードの性能があのトリッキーなノーズコントロールを可能にしている、と確信が持てました。またダノーの近くにはいつも数人のサーファーが話をしたくて集まっている、といったような感じで、ダノーサーフボードの人気、ダノー自身の人柄を考えれば納得できるような感じがします。



ガトヘロイのシェイパーであるロビーとは撮影の日程がなかなか合わず、滞在最終日にやっと撮影することができました。ロビーのサーフィンは周りの皆のそれと比べ非常に特化したもので、見失ってもすぐに見つけ出せるほどです。いつもDVDでロビーのライディングは見ていたのですが、画面で見るよりもはるかにスピーディーで、ビデオカメラで追うのも大変なくらいでした。ロングボードはノーズだけじゃなく、トリムのかっこよさを見せ付けられた感じでした。いままで見たことも無い角度でのレールを使ったターンや、スピード、ノーズパフォーマンスを目の当たりにし、驚きの連続でした。



ウェーバーのダレンも快く撮影に参加してくれました。あいにく小雨が降るコンディションの中、ビニールシートで即興のテントをダレン自ら作ってくれました。私が密かに「スーパーカットバック」と呼んでいる、ダレンの独特なカットバックも炸裂し、すばらしいパフォーマンスを見せてくれました。



そんな彼らと毎日を過ごしていると色々なことを感じさせられ刺激になりました。
よく雑誌等で「スタイル」という言葉をよく見ますが、自分の頭の中で理解していたそれと、良い意味でまったく違うもので、カリフォルニアではサーフィンが自然と文化に溶け込み、生活の一部になっていて、サーファーにとって心地の良い時間がゆっくりと流れている、といったような感想が持てました。
羨ましくなるような環境の中で、彼らの個性的なライフスタイルや、価値観によって、真似したくなるほどスタイルを感じるサーフィンができ上がっているのだと思います。人のまねをして無理にスタイルを追い求めている自分がなんだか恥ずかしく思え、いつの日かもっと自然に彼らのようにスタイリッシュなサーフィンができるように努力しようと思います。



この出張で感じたことは「羨ましさ」だったのかも知れません。いつも最高の波があるコンディション、温暖な気候、大きな太陽、空いている海、サーフカルチャー、シングルフィンのロングボードサーファーにとって必要最低限な物しか無い、そんな夢のような場所でした。カリフォルニアには是非また行きたいと思います。カリフォルニアの空や、海、雰囲気を一度でも味わったら、多くのサーファーの皆さんがそう思われることでしょう。まだ一度しか行ったことのない私が偉そうですが、もし機会があれば皆さんも、是非カリフォルニアに行ってみてください。日本では中々感じることのできないカリフォルニアのサーフカルチャーを感じることができるはずです。そして、サーフィン、シングルフィンロングボードが今以上に好きになるのでは、と思います。


今回撮影してきた映像は、店頭で無料配布していますオリジナルDVDの次回作にてご覧いただけますのでお楽しみに。


次回はウェーバーチームのダレンとガトヘロイのロビーについて少し掘り下げてご紹介したいと思います。