シーコング店長ブログ

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第2弾:ブランド別の主要モデルの特徴のご説明


今回は、<どんなときでも乗りやすい、マジックボード「SAN−O」>

今日は、ハーバーの「サンオー」について説明します。


藤沢店は湘南のお客さんがメインなので、「テイクオフが早いボードが欲しい。しかも動きも重視!」と言われれば、いつもウェーバーを勧めていました。
自分達でも『テイクオフは絶対にウェーバー!すごく簡単で乗りやすい』と思っていたのですが、ここ数年、ちょっと様子が変わってきています。

以前、鵠沼でハーバーのボードを愛用していただいている数人のおじさん(敬愛をこめて)グループの一人の方が新しいボードを購入しにお店に来られたときに「絶対にウェーバーの方が楽になりますよ」とパフォーマーを勧め、ご購入いただいたことがあります。
しかし数日後、そのおじさんが「サンオーの方が早いよ。よく動くし・・・」と言うのです。
「そんなことないはずなんだけどなあ・・・」と思いながら、じっくり話をしていると次のことを思いつきました。


★テイクオフについて
・安定感はウェーバーの方があるが、サンオーの方がボードが少し軽いため、漕ぎ出しの初速が速い
・急にいい波を見つけて、ボードを回すときに、サンオーの方が回しやすい!
・パドリングし始めるときに、ノーズのチャンネル効果でボードが吸い付くように早くまっすぐ進む


★ターン性能について
・30代後半以上の方で70〜80年代のサーフィンが流行った頃にサーフィンをしていた方の多くは、ライディングのイメージが波を縦方向にアップスンする感じなので、レールにエッジが効いているサンオーの方が気持ちよくスイスイと乗れる(これはカリフォルニアでも同じで若くて上手い10〜20代はアレックスやロビーのようにほとんどシングルフィンなのに、年代が上がるにしたがってスタビに乗っている人が圧倒的に多くなります。10〜20代はロングボード本来のクラシックテイストのスタイリッシュな『スタイルを重視』し、年代が上がるとよりショートボード全盛に変わった頃の昔のイメージに沿った縦方向の動きがいい『性能重視』でボードを選ぶようです。)
ウェーバーに比べてボードが全体的に細く軽いので、素早いターン性能は全般的に反応がいい。
ダウンレールなので、ターンのきっかけがつかみやすい!


★その他
・周りと波を競い合うときはやっぱりウェーバーが圧倒的に早いが、持ち運びが楽!
・9.2ftであれば、ボリューム的にのんびりと楽しみたい女性にもすごくお勧め・・・特に彼女や奥さんと1本のボードを共有する場合は、サンオーがベスト!
・「保管の問題でボードは1本しか持てないけど、テイクオフも、ターンも、ノーズライディングも全部重視!」と言った超欲張りサーファーには絶対満足いただけます。

ハーバーウェーバーと並んで、販売数のわりに中古で売られる方が非常に少ないことが、私たちが自信を持ってお勧めできる理由です

それ以来、そのダンディなおじさんグループは全員何本ものハーバーを愛用していただいています。