こんにちは。
大阪店 中野です。
先日ハーバーの入荷がございましたが、その中にお客様のカスタムオーダーでこんなボードが入荷していました。
はい、今年ハーバー創立60周年に合わせて復活した『チーター60』です。
その昔、かつてハーバーのライダーであったスティーブビグラーが好んで使っていたモデルです。
また、スティーブビグラーはこのチーターモデルに乗って、1966年サーフィンワールドチャンピオンシップで4位の成績を収めました。
チーターは60年代を代表するモデルであり、ステップデッキとしても有名なモデルです。
ウェーバーのプロフェッショナル、イェーターのスプーンと並ぶステップデッキモデルの王様です。
薄くシェイプされたノーズに足を運んだ際に、ノーズがベンドしてボードを平行に保つために、テール部分がホールドされやすく、また、ステップデッキ特有のフィーリングでノーズライドを楽しめるモデルです。
また、ノーズ部分が薄くなることにより、ノーズ部分が軽量になりターンの精度が向上します。
頑固な職人気質のリッチハーバーは、過去のモデルは2度と作らないこだわりがありますが、2000年ごろに『チーターⅡ』として、シーコングが代理店になったのをきっかけに20本限定で生産されました。
今回、めでたくハーバー創立60周年にあたり、『チーター60』として2度目の復活を遂げました。
オリジナルチーターは、ステップデッキ、パラレルなダブルストリンガー、テールブロック、そしてテール部分のエッグシェイプ、キックテールが採用されています。
チーターⅡはそれらの要素に加えて、ストリンガーがウェッジストリンガーに変更されたのみでありました。
今回のチーター60に関しましては、ストリンガーがオリジナルのパラレルなストリンガーに戻されました。
大きな変更点としましては、ステップデッキが短くなったことです。
これに関してはかねてから、チーターの長い長いステップデッキがパドル時に問題があるという声もあったため、チーター60のステップデッキは過去のものよりも短くなりました。
さらに少しだけボードのワイドを広げボリュームを増やしています。
ハーバーのチームライダーもこのチーター60モデルを愛用しているようです。
また、今年のモデルに関してはこちらの60周年ロゴが採用されています。
シーコングに入荷するチーター60は店置きがなく、ほとんどがカスタムオーダーばかりとなっております。
もし欲しい!!!!!という方がいらっしゃいましたら
もちろん各店にてカスタムオーダーを受け付けております!!!!
歴史的名作の復刻版であるチーター60が気になるという人はどしどしお問い合わせください!!
カラーはクリアーorレジンティント、ボックスフィンかグラスオンフィンが選べます。
お客様のカスタムオーダーボードですがご紹介いたします。
●ブランド:ハーバー
・モデル:チーター60
・サイズ:9.8ft
・フィン:シングルON
・品番:32018
・価格:¥250,000(税込み)
・送料:無料
ダークマスタードティント、パラレルシダーストリンガー、フォームテールブロック、ポリッシュフィニッシュ、グラスオンフィン
(カスタム)
グラッシング by ウォーターマンズギルド
●ブランド:ハーバー
・モデル:チーター60
・サイズ:9.9ft
・フィン:シングルON
・品番:32017
・価格:¥252,000(税込み)
・送料:無料
シーフォームグリーンティント、パラレルシダーストリンガー、フォームテールブロック、ポリッシュフィニッシュ、グラスオンフィン
(カスタム)
グラッシング by ウォーターマンズギルド
●ブランド:ハーバー
・モデル:チーター60
・サイズ:9.6ft
・フィン:シングルBOX
・品番:32103
・価格:¥244,000(税込み)(カスタム)
・送料:無料
モスセージグリーン、パラレルシダーストリンガー、フォームテールブロック、ポリッシュフィニッシュ
グラッシング by ウォーターマンズギルド
☟2018年に上映されたハーバーの歴史をドキュメンタリーとして描いた『ハーバークロニクル』のダイジェスト版☟
そして、昨日まだ写真が掲載されていなかった藤沢店在庫のハーバープランティンの写真撮影が完了しましたのでご案内です。
2015年に発売された浮力感満載のスーパーテイクオフマシンです!!
軽い乗り味でとてもイージーなシングルフィンロングボードです!!
●ブランド:ハーバー
・モデル:プランティン
・サイズ:9.4ft
・フィン:シングルBOX
・品番:32094
・価格:¥234,000(税込み)
・送料:無料
クリアー、スティールブルーレール、5/8"レッドシダーストリンガー
グラッシング by ウォーターマンズギルド
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話しは変わりまして、シーコング大阪店 中野によるブログ不定期企画
第2回 ”ジャズ初心者中野による初心者のためのジャズ入門編”です。
もしご興味ございましたらぜひ最後までお付き合いください。
今回は、この人です。
バディリッチ。
1917年~1987年
どーん!!
ジャズ界を代表する伝説のドラマーです。
というよりは、音楽界を代表する名ドラマーです。
いわゆるビッグバンドスタイルのジャズの新境地を切り開いた人物です。
そのドラムプレイは革命的で、非常に細かい、速いプレイを得意とします。
手数の非常に多いプレイスタイルですが、どんなに速いパッセージでもリズムを損なうことなく、正確無比なプレイを長時間継続するスタイルは、あらゆるジャズドラマーに影響を与えました。
特にバディリッチのハイハットワークやシンバルワークはめっちゃくちゃかっこよくて、イントロの入りなんか激渋です。
若いうちから、あらゆる楽団で活躍しましたが、1966年、49歳のころから自分のバンドをもち、ジャズドラマーとして、またバンドリーダーとして、ファンクジャズの要素も取り入れながら、数多くの名演を残しました。
バディリッチと言えば、この映画を思い出します。
はい、『セッション』です。
2014年に上映され、アカデミー賞3部門に輝いた名作です。
主人公がバディリッチのような偉大なジャズドラマーを目指し、名門音楽学校に入学しますが、そこで出会った鬼スパルタ教師とのまさに壮絶な”セッション”が繰り広げられます。
少し狂気じみた作品ですが、息をつかせず、緊迫の連続で物語は進行していきます。
どんなにののしられようと、どんなに追い込まれようとも必死に食らいついていく、主人公と鬼教師の壮絶な物語です。
この物語の音楽はまさに、ビッグバンドジャズ。
ドラムも大いに核となる、バディリッチスタイルです。
めちゃくちゃオススメの映画ですのでぜひご覧ください!!
バディリッチもこの鬼教官のように!?バンドにはとても厳しく、時にはバンドメンバーにスティックを投げつける一幕もあったぐらいだったそうです。
ジャズも色んな演奏スタイルがありますが、ビッグバンドジャズスタイルはとっても聴きやすい。
古くは”楽団”と呼ばれていたような、カウントベイシーやデュークエリントンのビッグバンドジャズが有名ですが、第2回はファンクの要素も取り入れたバディリッチです。
ルパンのテーマソングみたいなかっこいいナンバーが多いですので、車でかけていてもめちゃくちゃテンションが上がってしまいます。
っということでオススメのアルバムはこちらです。
『The Roar Of '74』 です。
ジャズ史にもその名を残す名作中の名作。まさにバディリッチの代表作です。
脂の乗りまくっている50代のバディリッチの名演の数々です。
1曲目収録『Nuttville』→TV番組のショーでの名演です。圧巻のバディリッチスタイルです。
5曲目収録『Time Check』→大好きなよく聴くナンバーです。名演!!
っということで、第2回はバディリッチでした。
それではまた次回まで!!
本日もご来店お待ちしております。
シーコング大阪店 中野