藤沢店の田中です。
今日はまず、「ビーチコーミング」入荷のお知らせです。
ご存知、全国のサーフポイントMAPや施設、潮汐表などが掲載されている不動の人気を持つフリーマガジンです。
本日藤沢店に届きました。申し訳ございませんが、発送は致しかねますのでぜひ店頭までお越しください。
先日帰国したロビンは、早速カスタムオーダーのボードに取り掛かっています。
納期は約3ヶ月を要しますが、素晴らしいボードが出来上がってくることは間違いございませんので、是非楽しみにお待ちください。
また今回オーダーを逃した皆様にも、以下のようなロビンシェープが入荷予定でございますので、ぜひこちらもご期待ください。
◆プレジャー x 6本
アレックスノストのために作ったこれまでの「ピッグ系ノーズライダー」とは完全に異なり、1960年代初頭のベルジー型ピッグの進化版を目指した新しいコンセプトボードです。
アウトラインだけではなくロッカーはフラットになり、ノーズコンケーブもなくなっています。
◆スムースオペレーター x 2本
長年にわたって同じコンセプトで作られるクラシックピンテールピッグです。
ガトヘロイのラインナップの中では一番ユーザーフレンドリーなモデルで他のボードからのステージアップに不安なく乗れるボードですが、その性能は振り落とされるようなスピードとピッグ特有のアグレッシブなコントロール性を備えています。
◆カリフォルニアン・スクープデッキ x 2本
スクエアテールのカリフォルニアスタイルのクラシックノーズライダーであるカリフォルニアンのノーズをステップデッキ状に変更したモデルです。
◆アンチフィッシュ x 4本
ウィングが付けられた60年代後半のフィッシュテールですが、先日のロビンの話によると長めのものとかシングルフィンのものもあるということです。
世界最高のシェーパー、ロビンキーガルによる至極のハンドシェープボードです。
他のボードとははっきりと一線を画す究極のボードです。
気になるボードがございましたら、「事前予約」も承っておりますので、各店スタッフまで、またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
続きまして『ファットキャット』です。
ロビンは現在『ファットキャット』に凝っていて、来日時もすべて『ファットキャット』に乗っていました。
「最高のボードは?と聞かれた場合、日本に住んでいるなら『ファットキャット』と答えるだろう」と彼は断言しました。
また、「極上の波を前にし、自分のテンションが上がれば迷わずガトヘロイを持ち出すだろうが、疲れた時、波がいまいちな時はガトヘロイのボードではサーフィンを楽しむことは難しい。」
「年齢により体力の衰えを感じたり、事情により1本のボードしか所有できないのなら、迷わず『ファットキャット』を選ぶだろう。実際自分もスネサイズから頭オーバーまでのサイズで楽しんでいる」と。
「ロビン=ガトヘロイの研ぎ澄まされたボード」というイメージがありますが、実際には彼は「どんな人でも楽しめるのがロングボードの魅力」と常々語っており、伝統的なカリフォルニアのクラシックスタイルを熟知し、そして過去にはチープデート、ビーチボールなど人気ボードもたくさん作ってきました。
ロビンはボードの開発、改良に関しては妥協を許さないので、ご存知のかたもいらっしゃるようにこの『ファットキャット』はマイナーチェンジを重ね現在のモデルは第6世代になります。
速いテイクオフとコントロール性の両立というコンセプトは変わらないのですが、「今のファットキャットは見た目はその前の第5世代と見分けがつかないが、ノーズのロッカーをほんの少し強く、ボトムのロッカーのカーブのバランスをほんの少し変え、テールキックをほんの少しだけ抑え目にした。ほんの少しずつ変えただけだけど、それによって素晴らしく性能が向上した」と断言しました。(以前のファットキャットをお持ちの方はぜひご安心ください。非常に繊細な部分の話なので、あくまでも彼の理想形に近づいたということです)
「もうトライアンドエラーの時代は終わった」という現行の『ファットキャット』は、世界最高のシェーパーであるロビンキーガルのクリームにおける集大成の一つとも言える名作です。
その素晴らしさはたくさんの方々からいただいたユーザーレビューのとおりです。
今もし、次のボードをお考えの方がいらっしゃいましたら、迷わずこの『ファットキャット』をお勧めします。
細かなディテールを気にして悩まなくても、たくさんの波に乗り、上達を目指し、純粋に休日を楽しみたいなら、ぜひ『ファットキャット』をどうぞ!
絶対に後悔させません!
「体力の衰えを感じる方」には、もう一つおすすめのボードがあります。
それは、こちらです。
このボード、シンプルで高級感があり、とても格好いいです。
ストリンガーは真ん中に1/8インチのフォームを3/8インチのレッドシダーで挟み込んだ非常にクールなダブルストリンガーです。
デッキはニーパドルにも耐えるボランクロスのデッキパッチが施されています。
テールにはクラシカルなフォームテールブロックが取り付けられています。
もちろん仕上げはカリフォルニア屈指のグラスショップ“ウォータマンズギルド”です。
●ブランド:ハーバー
・モデル:プランティン
・サイズ:9.6ft
・フィン:シングルBOX
・品番:31762
・価格:¥225,000(税込み)
・送料:無料
プランティンは最速テイクオフと言われるウェーバーの『パフォーマー』、『スタイリスト』、クリームの『ファットキャット』とはちょっと違った性質を持つボードです。
上記のボードとの大きな違いはボードの幅と重量です。
『パフォーマー』、『スタイリスト』は『プランティン』よりボード幅が広く、ボトムの横方向が平らなため、パドリング時にボードが横揺れしないのでボードのスピードが安定して速くなります。ただし接水面積が大きいので、理論的には微妙にパドリングの力が必要となります。
『ファットキャット』は『プランティン』に比べ重量があり、ロッカーが抑えめです。それによってパドリングをすればするほどボードが加速します。ただしボードの重量があると微妙に初速が遅くなり、しかもパドリングに力を必要とします。
『プランティン』はボードがそれほど重くなく、しかもレールまでいっぱいに厚みをもたせているため浮力があります。
それによってパドリング開始時に軽く漕ぎ出せるので方への負担が小さく、初速が速くなります。長い距離をパドル力で勝負するなら重量がある方がいいのですが、長い距離のパドリングが苦手だったり、肩の力に自身がない場合には、『プランティン』の方が、楽に速くパドリングできるわけです。
もちろんサーフボードは、「あっちを取ればこっちがつかず」で、そのために失う性能もあるのですが、楽にたくさんの波にのんびりと乗リたい方にはうってつけなのです。
ハーバーのボードの魅力はその計算され尽くしたデータに基づく信頼性です。
50歳を過ぎて、もう少し楽したくなったら、ぜひこの『プランティン』をご検討ください!
ということで、明日はぜひシーコング各店に足をお運びいただき、『ファットキャット』と『プランティン』を手にとって見てください。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。
シーコング藤沢店
田中
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