シーコング店長ブログ

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ガトヘロイに数本のフリーボード!ジャレッド&ロビン!中山&戸井田!

藤沢店の田中です。

 

先日からご案内させていただいておりますとおり、明日、水曜日はカリフォルニアからガトヘロイ、クリーム、Surf-A-Billy by ジャレッドメルが合計20本とガトヘロイのフィンが約80枚、ファイバーグラスフィンから約200枚のフィンが届きます。

 


まずは "Surf-A-Billy(サーファビリー)" ですが、ご存じのとおり現在完売中です。

 

これは早い段階でジャレッドのボードに目をつけていただいた方がご購入後、「今までの人生の中で最高のマジックボード」とおっしゃったことにより爆発的な人気に火がつきました。

 

その後も、ダノーのジャレッドメルモデルを複数回ご購入され、日本初上陸のジャレッドメルモデルから最新のジャレッドメルモデルのすべてを乗っていただいた方が、「明らかに進化している」といったことにその人気が加速され、現在の“完売”となっているわけです。

 

私も初期のボードについてブログでは「まだまだ経験が浅いので少々雑な部分も見えますが・・・」と書いていますが、工場をオーストラリアからダノーと同じカリフォルニアのピュアグラスに移したことによって品質も上がり、なおかつジャレッドが短期間で成長したことを納得できる仕上がりになっています。

 

ご承知のとおりジャレッドは世界を代表するロングボーダーのメインストリームの一人で、トーマス・キャンベル、ジャック・コールマン、ジョージ・トリム、ティン・オヘダ等の映像や世界各地で開催されるシングルフィンロングボードのイベントには必ず招待されるスーパースター中のスーパースターです。

 

彼は被写体として最高の価値があり、なおかつ現在のライディングは現在の世界のロングボードの最先端のラインを描きます。

 

その世界最高の新しいライディングのラインやスタイルを生み出してくれるのがこの" Surf-A-BIlly" です。

 

超幅広いヒップラインはテイクオフの最大の武器となり、抑えめのアウトラインはボードをすぐに加速させます。

 

スピードに乗ったボードは波のスポットを突き抜け、その代わりカットバックの動作をより大きく激しくすることができます。

 

そのカットバックやノーズを大きくスイングさせることに役立っているのがピグの形状であり、独特のアップレールです。


まさにジャレッドの創り出すボードはジャレッドのライディングを引き出すための最高の道具となっているのです。

 

ジャレッドのようなサーフィンをしたいなら、ジャレッドのボードに乗るのが一番です。

 

これこそが、「優れたサーファーはいいボードを作る」を証明しています。

 

 

同じく最高のサーファーであり、シェーパーとしても超一流の名を欲しいままにしているのがロビン・キーガルです。

 

彼のライディングやラインはもちろん世界の最先端ですがジャレッドメルトは明らかに違います。

 

ロビンは卓越した技術を軸にノーズトリックや奇想天外なサーフィンをするジャレッドとは違い、さらにスピードを生かしたパワーサーフィンです。

 

ボードは極限までチューニングされ、クラシックボードの皮を被ったスーパーボードに仕上げられています。

 

ジャレッドのサーフィンは「できそうでできないほど上手すぎる」という感じですが、ロビンのサーフィンは「真似をすることを諦めなければならない」ほど誰もやっていないサーフィンのスタイルです。

 

そのボードは彼の手によって長い時間が費やされたことがわかる究極に美しいボードですが、乗り手を選ぶことも事実です。

 

それは単に難しいボードというわけではなく、ボリューム感であったりすることと、ボードのコンセプトが明確に細分化されていることが大きな理由です。

 

彼のラインナップは、主に以下のようにわけられています。


●スピードシェープ:クラシックキラー
●パフォーマンスグライダー:ファルコン
●グライダー:ザーベル、ARK
●クラシックピッグ:スムースオペレーター
●エクストリームピッグ:プレイボーイ
●クラシックオールラウンド:ダガー、オペレーター
●トランジッショナルハルVEE:サファー
●ホットジェネレーション期:スペースピッグ
●エボリューション期(モダンミッドレングス):アシッド、キラー


まず、このようにシングルフィンロングボードがコンセプト的に細分化されているにも関わらず、シングルフィンロングボードの象徴的存在と言える「ノーズライダー」はありません。


それは、ロビンは伝統的なカリフォルニアのクラシックスタイルをコンセプトにした「Creme(クリーム)」というブランドを持っているためということもありますが、理由はそれだけではなく、1960年代のボードを究極的にチューンナップした結果がこうなった、という感じです。


細分化された各モデルはそれぞれにまったく違う乗り味を生み出します。それは時には「スピードを求めるあまり回転性の悪いボード」になったりするほどです。そのためそれを知らずにそのボードに乗ると、「曲がらない。良くない」ということになるわけです。


だから彼のボードを堪能するにはまず、そのボードに込められたコンセプトを理解していただくことが重要なのです。

 

上記のようにガトヘロイのラインナップは上記のように強烈です。


これだけで他のシェーパーと一線を画すことは容易に想像できますが、その一つ一つのモデルのプロトタイプを何本も乗り込み(時にはその後に商品として売り出すボードの本数よりも、結果的にプロトタイプのほうが多かったりするほどです)、まるで芸術作品のようなボードを生み出します。

 

ガトヘロイは今週と来週に分けて納品されます。ほとんどのボードがカスタムオーダーもしくは事前のご予約で埋まってしまっておりますが、彼の複雑なリストから数本のフリーボードを見つけました。


●8'0  スペースピッグ/グラスオンフィン
●8'9  Rサファー/グラスオンフィン
●9'2  プレイピン/グラスオンフィン
●9'9  クラシックキラー/グラスオンフィン
●9'11 ザーベル/ボックスフィン
●9'11 フラワー/ボックスフィン


5月はじめまでにボードをシェープしまくったロビンですが、当分はフリーでクリエイティブな仕事をしたいということで、カスタムオーダーはしばらくの間承ることができませんので、ぜひこの機会を逃さず世界最高のボードをゲットしてください。

 

 

 

 


皆様のお問い合せ、お待ちしております。

 

ところでシーコングのチームライダー中山佑樹ですが5月21日太東のサーフタウンフェスタにおいて3年連続でアマチュアのスタイルマスターに輝きました。そして先週末にはJPSAのプロトライアルに出場し、一発合格を果たしました。今後はプロとして活動いたしますが、所有しているボードはダノーの『ジャレッドメル』モデルとサーファビリーの『ジャレッドメルPRO』モデルだけですので、当面はシングルフィンで勝負するようです。

 

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JPSAはスタビライザー付きの5kgにも満たないハイパフォーマンスボードが主流ですが、シングルフィンで挑む中山にどうぞ声援を送ってあげてください。


また、もう一人NSAで奮闘しているのが戸井田雅秋ですが、先週末の支部予選にて優勝し、今年も全日本へ出場することが決まりました。もちろんNSAの大会もサイドフィン付きのボードが今も主流ですが、戸井田はウェーバーの『プレイナー』で1本で勝負を続けています。

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あわせて、応援をお願いいたします。

 


シーコング
田中