藤沢店の田中です。
昨日のブログではロビン、ジャレッド、アレックスの最強トリオについて書きましたが、シーコングの「世界最強のラインナップ」を支えるのは、彼らのような現在のスーパースターばかりではありません。
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シーコングは今年、創業19年目を迎えますが、創業1年目からデューイ・ウェーバー、その翌年からハーバーの代理店となりました。
いわばシーコングはこの2つのクラシックブランドをもとに成長してきました。
特にウェーバーについては2000年にロビンがライダーとして来日してから火がつき、今までに1万本以上のボードを販売しました。
そしてそのロビンの紹介によって、その後、タイラー、ダノーを扱うことになり、アレックス・ノスト、ジャレッドメル、CJネルソン、クリスチャン・ワック、コーディ・シンプキンス、トーマス・キャンベル、マット・ハワード&ブリタニークイン、ジョン・ペック等と知り合うことができ、最終的に「世界最強のラインナップ」を作り上げることができました。
2002年当時はまだメインのブランドがウェーバーとハーバーのみだったため、毎月ウェーバーが80本、ハーバーが40本くらい入荷していました。
その後、新しいブランドに押されたり、あまりの販売本数の多さに少し刺激を感じなくなったこともあり、徐々に販売数を減らすこととなりました。
ところが昨今のシングルフィンロングブーム、クラシック回帰のブームの中で、今一度この2つのブランドを見たとき、「やっぱり、いいなあ」と素直に思ったのです。
その上、一時は遠ざかっていたお客様も久々にご来店いただき、「次のボードもやっぱりウェーバー(ハーバー)がいいな」と言っていただいたり、「昔ながらのデザインのボードが欲しいから、やっぱりハーバー(ウェーバー)になっちゃうんだよね」と、おっしゃっていただく方が増えてきました。
ウェーバー、ハーバーと聞くと「ああ、昔からのブランドのひとつね」とお思いでしょうが、実際にウェーバーやハーバーのように当時から同じ経営者(一族)で続けているブランドはごく少数です。ハーバーに至っては創業60年以上たった現在でも当時と同じ場所でボードを作っている唯一のブランドです。
「クラシック」といわれるほとんどブランドはその権利や商標が転売され、新たな所有者によってボードが作られているのが現状です。
私たちは「リアルクラシック」の良さは、ただ形やロゴだけではなく、やはりそのバックグランドのヒストリーが重量だと考えています。
たとえば、ロビンやダノーのように60年代のボードにフォーカスし、どんなに当時と似たようなボードを作っても、その歴史的背景を作ることはできません。
今回のカリフォルニアでもロビンやエバンに「ウェーバーのボードを久々に見たらすごく格好良かった」という話をしたら、彼らも「当たり前だろ。だから俺達はいつもクラシックにフォーカスしてるんだ」と答えが帰ってきました。
今回も訪れたウェーバーとハーバーのショップの天井に飾られてあるビンテージボードを見ていたら無性にそう思ってきました。
以前は「テイクオフ最強」、「最高のオールラウンド」としてそれらのブランドをおすすめしてきましたが(もちろんそれらの特徴は今後も変わることはありませんが)、これからは真のクラシックに興味があるのなら・・・」というようにおすすめさせていただきたいと思っています。
シーコング藤沢店
田中