藤沢店の田中です。
まずはこちらをご覧ください。
ガトヘロイ、ロビン・キーガルによる10.0ftのソリッドバルサウッドの「SZABRE」です。
現在このボードはウォーターマンズギルド社にあり、フィンの位置についてロビンの指示を待っている状態です。
昨日ご紹介させていただいた「グラスオンフィン」ボードの最高峰といっても過言ではないでしょう。
ロビンのあくなき探求心、こだわりに脱帽といったところです。
同じく昨日ご紹介させていただいたジャレッド・メルの "Surf-A-Billy" ですが、改めてボードのコンセプト、性能についてご説明させていただきます。
ご存知のとおりジャレッド・メルは現在のロングボード界の最高峰に位置するスーパースターです。
またロングボードのみならずフィンレスボードを含めたあらゆるサイズのボードにおいてスタイルが確立された最高のパフォーマンスでメディアの登場も今や盟友アレックス・ノストを上回るほどです。
その活躍はサーフブランドだけではなくテキーラのブランドや映画にも幅を広げており今後もますます期待されています。
彼のライディングのすばらしさについてはもはや説明の必要もないところですが、今回の「NEWジャレッドメル・リミテッド」が今までのボードとどのように違うのかをご説明させていただきたいと思います。
◎アウトラインの変更
ダノー時代の「ジャレッドメルPRO」は、もともとピッグ系ノーズライダーの「オールドプレジャー」から派生したモデルですが、"Surf-A-Billy" はさらにノーズ幅が狭められ、テール方向の幅が広げられ、より鮮明なピッグのアウトラインになっています。
◎ロッカーの変更
ダノーの「ジャレッドメルPRO」は全体に緩やかなロッカーがあり、それプラス、テールキックが強められていましたが、"Surf-A-Billy" では中心から前方方向のロッカーは少し抑えめになっています。
◎ライディングスタイルの進化
「ダクトテープ」などでも見られるように現在のシングルフィンロングボードのトレンドは「ピッグ系ノーズライダー」ですが(ロビンとアレックスによってすでに8年前にはその試みが始動されていました)、"Surf-A-Billy" はクリームの「プレイデート」やガトヘロイの「プレイボーイ」と並んで、さらにそのコンセプトを進化させています。
この写真のようなカットバックは数年前まではほとんど見られないものでした。スピードを兼ね備えこのようなカットバックをするためには「スイング」と呼ばれる動作が強調されるようなシェープが必要です。
ジャレッドも今回のNEWモデルについて「スイング性を高めた」と言っています。
ぜひご自分の持っているボードとアウトラインを見比べてみてください。
トレンドに敏感な方であればその違いに気づいていただけると思います。
世界最先端の新しいライディングスタイルを追求するなら、「新世代のピッグ」が必要です!
シーコングでは「NEWジャレッドメル」モデルの発売を記念して、今月末ころのジャレッドの来日プロモーションを予定しています。
もとNSA全日本チャンピオンの中山祐樹、藤沢店スタッフの山口もすでにこの「NEWジャレッドメル」モデルの使用を始めました。
⇒ "Surf-A-Billy" by Jared Mell の在庫
もし海で見かけましたら、ご注目ください。
シーコング藤沢店
田中