シーコング店長ブログ

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ヌーサからです。

今日から『ダクトテープ』が始まります。


VANS DUCT TAPE

ヌーサはここ数日間、完璧な波です。

大会が行われるファーストポイントは常にカタからアタマ、オフショア、200〜300メートルのライディングが可能です。

既に次のサイクロンも発生しているので、大会が終わるまで波は最高の状態を保てそうです。

昨夜は、選手たちのレセプションディナーがありましたが、さすがに前夜のように朝の4時まで遊んでいたりせず、私たちが部屋に戻った1時ころには、すでにロビーは寝ていました。



ここに来るまでの間、立ち寄った街のサーフショップや海ででガトへロイをよく見かけました。エバンが引っ越してきて2年、彼らのスタイルは確実にここオーストラリアでも広がっているようです。一昨日は私一人はロビーたちの元を離れ、ロビーと同じくらい前から知り合いのジョシュ・コンスタブルの家に泊めてもらいました。ご存知のとおり、2006年のASPワールドチャンピオンです。彼こそがタイトルを決めたそのファイナルヒートで一度もノーズに足をかけることなく、186cm、87kgの本格派アスリートの身体とパワーを活かし、テールコントロールによってショートボードと同様のライディングだけで優勝を勝ち取り、今に続くハイパフォーマンスロングボードコンテストの新しい幕を開けた男です。そのジョシュは昨年から自らのブランド「クリエイティブ・アーミー」を立ち上げました。その新しいブランドのラインナップにはハイパフォーマンスロングボードは1モデルも存在しないのです。私は「あのハイパフォーマンスこそが、あのバックサイドのエアーのようなオフザリップの連発が今まで見た中で最高のサーフィンで、ジョシュらしい」というようなことを言ったのですが、ジョシュは「もう3年以上ハイパフォーマンスボードには乗っていないんだ。もう流行りじゃないんだよ。大会の数も、大会の賞金も少ないし、スポンサーも付かないんだ」ということを言っていたのです。実際、一昨日行われたヌーサフェスティバルのプロディビジョンでも、リッピングをするようなサーファーは一人もいませんでした。そして誰も今日から行われる『ダクトテープ』を楽しみにしています。



一方、ロビーはすでに次のステージの上に立っています。ロビーのボードのカラーリングやデザインを真似たボードは海でも多く見かけますが、ガトへロイのようなフラットなロッカー、レール形状、ボトム形状のボードはガトへロイ以外まったく見かけることはありません。


たぶんロビーがフランスに引っ越したことと、誰かの映像の一部分になることを嫌っているので、ロビーのボードをコピーすることができなくなっていることもその理由だと思います。


しかし、ここヌーサでもロビーのボードは大変人気です。誰もがそのスピードとパフォーマンス性を話題にしています。


初日に足に怪我を負ったため、今日から行われる『ダクトテープ』での活躍は未知数ですが、かつてジョシュ・コンスタブルが新しい時代の幕を開けたように、ガトへロイもシングルフィンロングボードの新しい扉を開けることに違いないと思います。



とにかくサンタクルーズのとき以上のいい映像が撮れそうなので、期待していてください。




●両足に怪我を負ったロビー。この後は海に入ることができなくなりました。



●手前から、ジョージ・トリム、ノーラン・ホール、ジョエル・チューダー


ジャック・コールマン


●ジョシュは今でもヌーサのヒーローです


●新しいヘアスタイルのトロイ・エルモア


●いつでもロックスターのJ-RADメル


●こちらも地元のヒーロー、ハリソン・ローチ


●手前から、ジャック・コールマン、アンディ・フィンリー、エバン


●マット・チョナスキーとジャック・ベリ




最新のボードが並ぶ、ガトへロイの『ダイナミックエンデバー』にも、ぜひ、お越しください。

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田中