シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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ダノーとロビー・キーガル

先日からお知らせしておりますが、今週、やっとダノーが入荷します。



たくさんのお問い合わせをいただいているのですが、未だ中身がわからなくて大変申し訳ありません。


今回、入荷するのは4本でそのうち2本はカスタムオーダーのボードです。


何しろお一人の方には1年半くらいお待ちいただいているので、そろそろボードが届かなければ私自身の身も危ういと心配していたところです。あとは箱を開けてオーダーどおりに出来上がっていればいいのですが・・・・



あとの2本が今のところ何かはわかっていません。聞いてもその返事がないところが気になります。「翌週には残りのボードも送るから」とメールが来ていますが、ダノーの“翌週”はひどいときには“翌年”よくても“3ヵ月後”になってしまうので気が気ではありません。とにかくカスタムオーダーのボードが届いてくれないと・・・・寿命が縮まってしまいます。




昨年少量入荷した“ジャレッド・メル”モデルに続き、今年はトロイのシグネチャーモデルも発売予定です。

アレックス、ロビーに続くジャレッド、トロイ、ターキー・ストプニックというスターサーファー達を次々と生み出す魅力溢れるボードを今年もご期待ください。





ところでご来店いただくお客様の中には、ダノーとガトヘロイを目当ての方も多くいらっしゃいます。


ダノーもガトヘロイも同じカリフォルニアのカスタムメイドのシングルフィンロングボードですが、実際には二つのブランドはまったく要素を持っています。



簡単に言えば、ダノーは、昔ながらのボードをダノー流のアレンジによってクラシックテイストを残しながらコントロールしやすくしています。また“カスタムメイド”というスタイルでオーダーする人の希望に応じてダノースタイルのボードを作っています。60年代スタイルの「PIG」
から、70年代初頭のショートボードまでさまざまな要望に応えます。



作られるボードはアップレール系のボードが多く、また重量感のあるクラシックボードにはコントロール性を高めるためにテールキックがついています。それによって“スロー”なフィーリングが得られ、優雅なスタイルでサーフィンすることができます。



個性が強いそのボードは多くの若い伸び盛りのサーファーを引き付けます。話題のジョエル&Vansの『ダクトテープ』に招待されるサーファーの中に、以前ライダーだったアレックス、ロビー、コーディ・シンプキンス、現在のライダーでジャレッド、トロイとなんと5人も含まれていることがその魅力を証明しています。その5人すべてがスタイルに大きな個性を発揮しているスーパースターです。いかにそのボードが魅力的で性能的にも優れているかが伺えます。




それに比べガトヘロイ=ロビーは“スピード重視”です。フラット気味のロッカーとロビーの真骨頂であるノーズの先端からテールまでチューニングされた研ぎ澄まされたレールによって、振り落とされるような爆発的なスピードが魅力です。



ダノーのボードも昔のボードを進化させているのですが、フィーリングは当時を引き継いでいます。ロビーは、昔のボードを究極に進化させ、“ショートボードレボリューション後のロッカー、レール、フィンのセットアップがなくてもパフォーマンスできるロングボード”を次から次へと作り出します。決して、お客様の要望に応えて作るのではなく、自分が作りたいボードを作ります。“同じボードが欲しいなら機械に言ってくれ”と口にするように、常に進化=エボリューションを求めています。ドライバーやダガーのように素晴らしい“クラシックログ”も作りながら、「PIG」を復権させたように、他のシェーパーに比べ、3〜4年先に進んでいる感じです。


雑誌では、二人は同じカリフォルニアスタイル、シングルフィンロングボードのアイコンとして同列に扱われますが実際には、何から何までまったく違うボードです。その違いは見るだけでも明らかですが、触ってみると驚きの違いです。


どちらが優れているのではなく、どちらが好きかが選ぶポイントです。そうやってボードを選ぶことができるのもまたロングボードの持つ魅力だと思います。



ちなみに私は、以下のボードを持っています。
◎ダノー 9.7ft ホッグ
◎ダノー 9.9ft ピグナー(現スーパーナーナー)アート by アンディ・デイビス
◎ダノー 9.5ft アレックス・ノスト(現オールドプレジャー)アート by アレックス・ノスト
◎ガトヘロイ 9.8ft バルサウッド
◎クリーム 9.8ft カリフォルニア
※ジョン・ペック 9.7ft ペネトレーター
※ハーバー 9.6ft チーター
ウェーバー 9.4ft パフォーマー

腰を悪くしてそんなに海に行く機会が少ないのですが、実際に使っているのは、『パフォーマー』と『ホッグ』で、乗るのが好きなのは『デスダガー』、『チーター』です。



現在、どちらのブランドも入荷するボードに比べたくさんの人気をいただいておりますので在庫数は少ないのですが、お時間があったら是非お店でお確かめください。



シーコング田中