シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


f:id:SEAKONG:20181205180050j:plain


明日、いよいよ「DANO」が入荷します。と言いましても、おかげさまで、すでにほとんどのボードが“ご予約済み”となりました。


ご予約をいただいた皆様、まことにありがとうございます。
また今回、ご希望されながらもご予約が間に合わなかった皆様、ダノーに代わりましてお詫び申し上げます。


なお、今回、ご予約いただきました方の中には入荷するボードのカラーやデザインの詳細がご希望にそぐわない場合にはキャンセルになることがございます。その際は、ウェブサイト上で速やかに「ご予約」の表記を削除いたしますので、ご希望の際は大変お手数ではございますが、お電話、またはメールにてお問合せください。



もともと、ダノーはロビー・キーガルがタイラーからダノーのチームライダーへなったことを機会に紹介され取り扱いを始めました。


当時、ダノーのチームにはコーディ・シンプキンス、チャーリー・ホワイトなどニューポートビーチブラッキーズ”の20代のイケイケ有名サーファー達が勢ぞろいしていました。そこにロビー・キーガルが加わり、アレックス・ノスト、ジャレッド・メル、トロイ・・・と、当時10代、今をときめくサーファーたちが続々と集まってきたわけです。


アレックス・ノストはダノーの長女を交際していたこともありロバート・オーガストから移籍してきました。アレックスはその子のことを好きなあまり、腕に彼女の名前“シドニー”とハートのマークのタトゥを入れたほどです。(その後、彼女にふられたアレックスは、次の彼女ができた時にその“シドニー”というタトゥの上に“オーストラリア”と付け加えてごまかしました。当時の心境を表したボードが現在、豊洲店に飾ってあります。“壊れたハートと、踏み潰したタバコの絵がアレックスによって描かれています。)


また一時期ロビーはそのアレックスのお姉さんのアマンダと交際していました。タイラー・ウォーレンの現在の彼女はコーディ・シンプキンスの妹で、ガトヘロイのクリスの現在の彼女サミー・ジェーンも一時期ロビーと付き合っていました。

・・・と、どうでもいいことでした。



シーコングで「DANO」を取り扱い始めた頃は、ロビーのシグネチャーモデルであった『ダブルエンダー』とそのスクェアテールのノーズライダー『エース』が中心でした。斬新なデザインとオールラウンドながらクラシックフィーリングに富んだそのボードはたちまち人気となり、“おしゃれ”なサーファーの方々に好まれました。



ところが2010年の来日を期に、お客様のご要望にはっきりとした変化が現れました。
その以前より、『アレックスモデル(現オールドプレジャー)』などもあったのですが、クラシック感が強すぎたようで一部の方々だけにその人気はとどめられていました。しかし昨年、ダノー、ジャレッド・メル、トロイ、ジャックが非常に重量感のある「PIG」を携えて来日しました。彼等は重たいボードを重たそうに操るのではなく、いとも簡単に優雅にそのボードをコントロールしていました。もともと重厚なボードは見た目の豪華さと雰囲気を兼ね備えているため、多くのお客様がそのボードとライディングスタイルに釘付けになり、人気が高まってきました。



にもかかわらず、先日からこのブログでも再三書いているようにダノーのボードの製作はスーパースローです。


一つ目の理由は、“すでにあまりにも多くの地元の人たちがカスタムオーダーの順番を待っている”からです。誰に聞いても「ダノーは遅い」といいますが
、その順番をコントロールできないほどひどい状況です。その中に日本からのオーダーをこっそり忍ばせなければならないのです。「おいおい、俺のほうが先だろ!」という非難を毎日浴びながらボードを作っているわけです。


二つ目の理由は、長女です。前述のようにアレックスと別れた長女は別の男性と交際し、現在、来年の春までという約束で2年ほどニューヨークに住んでいます。ダノーはその長女のことが心配でならず、しょっちゅうニューヨークにその様子を伺いに行っているのです。


三つ目の理由は、音楽です。下の映像のように毎週末、ライブハウスやレストラン、時にはスーパーマーケットの通路などでも演奏しています。




これだけの理由があっても、もっとたくさんのボードを作ることは可能なのですが、
四番目の理由として“カスタム・メイド”があります。


通常、多くのシェーパーは新しいモデルを開発し、その中でこれがベストというものが出来上がれば、それをスキャンし、コンピューターでデータを読み取り、マシンでシェープします。シェーパーはそのマシンでシェープされたものの表面を整えればいいわけです。


早くたくさん、同じものを作ることができるのです。それは決して非難されるべきものでなく、“プロダクション”として性能と均一性が保証されています。世界中のどこに行っても同じブランドの同じモデルならほぼ同じフィーリングでライディングできるのです。


「友達の9.2ftのウェーバー・スタイリストを借りたんだけど、凄くよかった。だから自分も同じスタイリストが欲しい・・・」このような場合に自信をもってお勧めできる、ということが“プロダクションボード”の魅力であり長所です。


しかし、「ガトヘロイ」や「ダノー」は、そのようにしてたくさんのボードを作ってくれません。


ロビーは言います「オールハンドシェープがいいとは限らない。ベストな1本ができればマシンの仕事のほうが正確だから。でも自分は1本1本にベストを尽くしているんだ。でもどんなに真剣にシェープしても、次のボードシェープするときに、またいいアイデアが浮かぶんだ。それを繰り返しているともう同じボードはシェープできないんだ。これからはさらにプロトタイプのボード作りに専念し、カスタム化を深めていきたいんだ」


ダノーもすべてのボードは“カスタムメイド”だと言い切ります。それは、それが自分の価値観だからだそうです。確かに同じモデルでも毎回少し変わっている気がしないでもありません。でもそのときのフィーリングでベストを尽くしていることに変わりありません。


“1本1本違う”それは見方によっては“自分だけの1本”となり、“価値あるもの”に繋がっていきます。見ているだけ、触るだけで“オーラ”を感じるボード、自分のものにしたときの“所有感”を味わえるボード・・・それこそまさに“カスタムメイド”の魅力です。



“プロダクション”、“カスタムメイド”、どちらも本物であり、それぞれの長所を持っています。




明日、「DANO」が入荷します。実は、同時にボードが12本届くのですが、その中身が「Creme」なのか「GATO HEROI」なのかがまだわかっていません。

どちらにしても楽しみです。



入荷次第、画像をアップしますので、ご興味のある方、明日は要チェックです!


○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○



RVCAからアレックスの最新映像がアップされました。今回の舞台はNY(ニューヨーク)です。

.

ニューヨークといえば、“SATURDAYNYC”のブログを観ていたら、面白い映像を見つけました。


○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○○▼○

豊洲店では、引き続き「アルバイトスタッフ」を募集しています。


どなたかお知り合いに心当たりの方がいらっしゃいましたらご紹介願います。

サーフィンの経験があれば(上手い必要はありません)、学生、フリーターの方、歓迎です。スタッフ割引制度もご利用できます。


アルバイト募集の詳細


よろしくお願いします。


シーコング