いよいよ今週末、待ちに待ったボードが入荷します。
すでにご予約いただいている今年最後のガトヘロイをはじめ、伝統的なクラシックデザインの『ウェーバー・パフォーマー』、現代の“神様”ジョン・ペックの『ペネトレーター』、そして大人気の『クリーム・ビーチボール』、NEWモデルとして復活する『クリーム・チープデート』が土曜日の開店前に藤沢店に到着します。
ここで到着ボードの詳しいおさらいです。
◇ガトヘロイ
●スムースオペレーター
現在巷で流行しつつある「PIG」系ボード、そしてガトヘロイの最高傑作のひとつです。
同じピンテールの『デイリードライバー』が波のサイズを選ばないオールラウンドなクラシックスタイルのボードなのに対し、このボードはさらにシンプルなクラシックスタイルを追求しています。
しかし、「クラシック=動かない=古い」という概念を一蹴する高性能のボードです。ガトヘロイのファンの方が必ず手にし、シンプルなライディングが本来のロングボードの面白さを再発見させてくれます。
以下、ガトヘロイからの説明文です。
“ボードの最大幅のポイントは中心よりずっとテールよりにあり、ノーズの厚みは約半分になっています・・・・いわゆる典型的な「PIG」スタイルのボードです”このボードは前方に歩いたときに加速するように作られています。波の高い位置でトリムを楽しむことができます。
ボードの中心よりテールよりにかけての後方はは先をつまんだようなピンチレールになっていて、これは、ブレーキやストールによって進行方向をすばやく変えることができます。もしカールから離れてもすぐに適切な位置にビルドアップします。
ノーズライディングのためにノーズに歩くのではなく、“加速させるためにノーズ方向に行く”・・・というシンプルなトリミングを楽しむために小波から胸肩サイズまでがおすすめです。あるいは“どんな波のサイズでもクラシックなラインを描きたい”・・・すなわち、あなたが“スムース・オペレーター”でなら、なおさらおすすめです。
この丸いピンテールの可能性を理解し、繊細なレールtoレールのクラシカルなドロップにーターンを求める方に乗ってもらいたいボードです。
●デスダガー
ご存知サーフィン界のスーパースター、アレックス・ノストのために開発されたモデルです。トーマス・キャンベルの「PRESENT」ほか、数多くのDVD、プライベートフィルムの中で使用されているボードです。何しろ写真のようにアレックスの胸には「Death Daggar」のタトゥがあるほどです。
先端の鋭くとがったアウトラインと幅の狭いスカッシュテールが特徴です。
胸の下くらいの部分がとても厚く、テールにかけてボリュームが落とされています。スカッシュテールしか乗らないアレックスの「究極のピボットターンモデル」という要望にこたえました。
テーパーされたフォイルとロールボトム、流線型のアウトラインににより、とてもすばやいピボットターン、カービングターン、そしてターンの後に体制を復活させるすばやい再加速が特徴です。
・・・・アレックス・ノストのようなラディカルなライディングをイメージする方に最高のボードです。
●スライバー
一見するとクラシカルなアウトラインの「マリブチップ」を連想させますが、この『スライバー』は何度となくマイナーチェンジを繰り返しています。
ロビーの中ではクラシックというより、“もしショートボード革命がなかったなら、ロングボードはどのように進化しただろう・・・”という命題に基づいて、ハイスピード、アグレッシブ、ラディカルにコントロールするボードになっています。
レールをセットしたときの、突然のような加速感と長さを感じさせない高速ターン、あくまでもクラシカルなシングルフィンのロングボードでありながらマニューバーを意識して作られています。
他のモデル、他のブランドとまったく違う新しいコンセプトの中で作られたロビー・キーガルの天才性を証明する傑作です。
※現在ロビーはヨーロッパに生活の拠点を置いています。今回のボードはヨーロッパに行く直前にシェープしたボードで、今年はこの入荷が最後になります。
すでにご予約をいただいているボードがありますが、実際の入荷まで詳しい詳細がわかっておりません。すみません。ご興味がございましたらお手数ですが藤沢店まで在庫のご確認をよろしくお願いいたします。(0466-55-3037)
次回のガトヘロイは、2012年の1月の来日に際して、カスタムボードを中心に再開されます。
ロビー・キーガルについては、発売中の「NALU」、次号の専門誌でも特集が組まれています。この奇才が放つロングボードへのメッセージと素晴らしいボードに今後もご注目ください。
・・・いまだ「freak waive tour」中・・・
◇デューイ・ウェーバー
●パフォーマー
ほかに例を見ない、無敵のテイクオフボードです。もちろんその人気の秘密はテイクオフだけでなく、1967年製という伝統美、クィックなピボットターンなど魅力に溢れています。久しぶりに入荷を再開しましたが、やはり美しいボードです。
◇ジョン・ペック
●ペネトレーター
今年の1月にカリフォルニアで注文したボードですが、震災のため現地で保管されていました。
ジョン・ペックの貴重さと『ペネトレーター』の素晴らしさは、なかなかうまく説明することができず、その魅力を伝え切れていないと反省しています。とにかくボードは素晴らしいです。
シーコングの他のラインナップの中でもまったく違ったコンセプトを持っています。
オールハンドシェープ by ジョン・ペックは本当に貴重です。
是非、現物を確かめにお越しください。
◇クリーム
●ビーチボール
今や説明の必要もないくらいに昨年の発売より爆発的な人気を誇るスーパー・マジックボードです。
人気のロビー・キーガルのプロデュースというだけでなく、そのテイクオフの速さ、簡単なターンは週1サーファーの方々にとって最高のお供となっていただいています。
その特徴はウェーバーのスタイリストと酷似していますが、レッドウッドのストリンガーと織り成す彼ら独特の繊細で独創的なカラーワークも魅力です。
今や「波があれば仕事や学校を休んで海に行く」・・・なんてことは、なかなかできません。「行ける日に行って、どんな波でもたくさん乗って楽しみたい」という皆さんがほとんどです。
『ビーチボール』はそのような皆様の欲求を最大限に満たすことをお約束いたします。
●チープデート
チープデートは“旧クリーム”からガトヘロイまでの超人気モデルでした。それまでのクラシックノーズライダーでは体現できなかった“コントロール性の優れるノーズライダー”として画期的であり、そして斬新でカラフルなカラー&デザインがその後の多くのサーフボードに影響を与えました。
しかし、“レイトシックスティーズ”“ロングボードのオリジナルの進化”を追及していくロビーの中では、次第に「ノーズライダー」というカテゴリーが薄れていってしまい、シェープされることもなくなってしまいました。
クラシッククリームを始めるにあたっては“カリフォルニアン”というワイドテンプレートのノーズライダーを発売することになったのは、ウェーバーの生産量が減っていたためにその対策としてシーコングからロビーに依頼したためです。
その時、ロビーは「もう少し幅を狭くしたい」と言っていたのですが、スタイリストやパフォーマーのようなテイクオフ性能を重視しようということであの幅になりました。その代わり『スタイリスト』と『ビーチボール』が酷似していることに比べ、『パフォーマー』『プレイナー』と『カリフォルニアン』はまったく違ったボードになっているのは、ノーズライディングやスピードに関する考え方がウェーバーとロビーではかなり違うためでありました。
シーコングでは今年から多数のご要望をいただいていた『ウェーバー・パフォーマー』を復活することにしました。そこでワイドテンプレートばっかりになってしまうのでロビーに相談したところ、あっさりと『チームデート』をクリームから発売しようということに収まりました。
その『チープデート』の第1便が到着します。たくさん頼んでいるうちの一部の到着のため、長さはまだわかりませんが、ロビーのアイデアなのでおすすめできることは見なくてもわかります。
それにロビーがなんと言っても、“ノーズライディング”がロングボードの魅力のひとつであることは間違いありません。
新生『チープデート』でノーズマスターを目指しませんか?
“チープデートマスター”のベン
到着したボードはすぐに写真撮影され、各店に配送されます。
是非、今週末、海の帰りはシーコング各店へお越しください。
お待ちしております。