2月17日から来日していたロビー&ガトヘロイの一行もようやく次の地、オーストラリアへ旅立ちました。
来日中はカスタムオーダーをいただいた皆様、お店に遊びに来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。
いささかクレージーなイメージが先行するロビーですが、六本木のことを除いては、「本当に大人になったなあ」と改めて思いました。
もう27歳だから当然かもしれませんが、15歳のときから知っているのでその成長ぶりには驚かされます。
第1回のナルーサーフミートが開催されると知り、ウェーバーに誰かいいライダーを送ってほしいと頼んで、その際来日したのが当時若干17歳のロビーでした。
初来日はなんとウェーバーのジャケットに身を包んでの登場でした。
そのコンテストでは2種目にエントリーし、両種目ともぶっちぎりで優勝をしました。
まだシーコング3年目、ウェーバーを取扱いだして1年目のことでした。
このロビーの活躍をきっかけにウェーバーを広くアピールすることができ、シーコングに多大な恩恵を与えてくれました。
またその後、ダノー、タイラー、マテオ&ブリタニー、アレックス・ノスト、CJネルソン、ジョン・ペック・・・と引き合わせてくれたのもすべてロビーです。
なので以来、どんなにハチャメチャで頭にくることが多々あってもロビーへの恩義は忘れていません。
・・・・と、何故こんなに感傷的な気分になったかというと、今回お世話になったアベシェープデザインの工場の皆様より、たくさんのお褒めの言葉をいただいたからです。
皆さん揃って「むちゃくちゃなようだけど、こんなにボードのことを深く考えている奴は見たことない」「シェープだけでなく、ラミネート、デザイン、サンディング、フィンのセッティングまですべてに知識が深く妥協しない」「すごく回りに気を使ってくれる」「長年この仕事をやっているけど、改めていい勉強になった」・・・などなど。
私も本当に誇らしく思い、彼の今後の活躍を期待しています。
そして、彼の魅力がその奇抜な行動にあるのではなく、深い知識にと卓越したシェープ技術、そして才能溢れる独特のカラーワークによるものであることを伝えていきたいと思っています。生み出されるボードは決して奇をてらった物ではなく基本的な理論の基づいており、計算されたフォイルで最高のパフォーマンスを導き出します。ガトヘロイファンの方のみならず、そのことを伝えていきたいと思っています。
さて、今回彼らが滞在中10日間で作ったボードは以下のとおりです。
ロビー:カスタムボード12本、チームボード3本、エクストラ1本のシェープ、ラミネート
エバン:カスタムボード、チームボードのラミネート、CREMEのラミネート、カラー作り
ジョン:CREMEの30本、チームボード1本のシェープ
●上記は、今回4本だけ作成した、9.2ftのアブストラクト・ビーチボール。3月中旬完成予定
進化するフォイルとレール、カラーデザインはまさに必見です。
ロビーは今後、オーストラリアに4月3日まで滞在し、カスタムオーダーのボードとチームボードを18本仕上げる予定です。その間にシドニーからヌーサまでロードトリップします。
その後は、1ヶ月間カリフォルニアに滞在し、カスタムボードとストックボードを作ります。
そして5月の5日から年末までをヨーロッパで過ごします。フランスを皮切りに、イタリア、イギリス、スペインでカスタムボードをシェープとストックボードをシェープし、車にボードを積んで各地のビーチで販売してまわります。
またスペインからフェリーでモロッコに渡り、自分の誕生日を迎えるそうです。
なんとも羨ましい生活です。もしヨーロッパのビーチで彼を見かけることがあったら声をかけてやってください。
上記のとおり、残念なことに今年ガトヘロイのボードの入荷本数は激減しそうです。4月に20本くらいのボードはオーダーする予定ですが、その後の入荷は、来年の1月の来日まで、現在のところ未定です。
ということで、来週入荷予定の3本と今回もう1本シェープしたエクストラボード以降は4月末まで入荷はありません。ご興味のある方は、是非、お早めにお問合せください。
来週入荷予定のボード
●10.3ft ホワイトパンサー(ご予約済み)
来日中最後にシェープしたボード(すべての完成までに時間がなかったため、オーストラリアに持って行けませんでした)
モデル:スライバー
長さ:9.3ft
フィン:グラスオンの予定ですが、早めにご連絡いただければ、BOXも可能です
カラー:クリアーに近い“ボラングリーン”(カラーだけ作っています。変更も可能)
価格:\235,000-(BOXの場合は、\225,000-)
特徴:レイト60sのスタイルをもった高速系のオールラウンドボード。鋭くナイフのように尖ったレールから生み出されるスピードは一度味わったら病み付きになります。前後2箇所にワイドポイントを設定しているため両サイドのレールは平行に近く、ノーズライディングも可能です。オール・ハンド・シェープ by ロビー・キーガル
最後に珍しい写真です。
ご存知の方も多いと思いますが、ロビーは写真を撮られるときにあまり正面を向きません。この写真は、昨日成田空港で別れる前に撮った写真です。珍しく、正面を見て笑っています。
△△△△予告△△△△△
●先日もう一回、ジョンのライディングを撮影してきました。近々YOUTUBEにアップします。⇒シーコング・チャンネル
●いよいよ次回はアレックス情報