シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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ウェーバーのダレンとジョージが来日していたマーボロイヤルコンテストの優勝の余韻も早々に、14日からカリフォルニアに行ってきました。


今年は不況なのであんまりボードを注文していなかったのですが、ゴールデンウィークの頃からお客様が増え、さすがに7月に入るとすっかりボードがなくなってしまい、せっかくのお客様にご迷惑をおかけしそうだったので、急遽現地で、「早くボードを送ってくれ・・・!」と催促しに行ってきました。


と、いうことで、まずはガトヘロイから・・・

カリフォルニアのサーフシーンを席巻し、世界中のロングボードデザインに大きな影響を与えていた、コスタメサの「1653(旧ガトヘロイ・ショップ)」を4月で閉鎖し、ロビーは現在、カピストラーノビーチに新しいファクトリーを準備中です。

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カピストラーノビーチは1960年代までは完璧な波があったことで知られる「ダナポイント」と世界で一番暮らしやすい街のひとつに数えられる「サンクレメンテ」の間に位置し、聖地サンオノフレやトラッセルズへのアクセスも便利な場所です。古くからサーフィン産業の集積地として知られ、現在ロビーが改装中のファクトリーも1960年代にホビー・アルターが使用していたものです。周辺も昔ながらの頑固一徹風の職人ファクトリーが並んでします。


同じくサーフィン産業の中心地のひとつに数えられるニューポートビーチ、コスタメサ周辺は、20歳前後の若い世代が、おしゃれをキメて毎夜、溜り場のバーにたむろし、週末は大きなアパレル会社主催のパーティでハングアウトするという、「遊び」から流行を発信するのに対し、ここカピストラーノビーチは、まさにサーフィンにどっぷりと浸かった職人の街という感じです。


ロビーがここに転拠を決めたのは、コスタメサ周辺でチヤホヤとされた挙句、気がつくと周りには自分のボードとそっくりなボードで溢れかえり、にわかサーフアーティストだらけになった状況に嫌気がさしたからです。


歴史ある落ち着いた場所で、サーフィンとシェープに没頭できる環境を整え、少数でハイクォリティなボードを、60年代のレジェンドたちのように、長く作っていきたいと考えているようです。


少しずつ大人になり、ますます発展していくロビーの今後が楽しみです。




>>>歴史ある、カピストラーノビーチのファクトリー




>>>改装中のガトヘロイのファクトリー。写真はラミネートスペースとなり、奥にシェープルーム、右奥にサンディングルームを配す。



>>>ファクトリーから歩いて3分のところにある、ロビーの住居。



>>>工場に遊びに来ていた、日本にたくさんのボードを送り日本でも人気のサーフショップ「Icons of Surf」のスタッフ、シックラット。ガトヘロイのボードを何本も所有している。10月来日予定。




>>>サンクレメンテの朝は、ここ「サーフィン・ドーナッツ」から始まる。



>>>ドーナッツを買った後は、聖地サンオノフレで決まり。時計が止まっているような感覚です。



>>>サンオノフレの中のポイント名の由来にもなっている朝陽を浴びた「4ドアーズ



>>>遠くに見えるのは、最近のロビーのお気に入りポイントの「オールドマンズ」。最近は、「ポイント」でなく、「オールドマンズ」らしいです。



☆★☆そして、次週入荷予定のボードを、一足先にご案内。
7月分、20本の中から、まず下記の10本が入荷します。


●ディリードライバー:以前のタイプに比べ、レールラインはより平行に、テールはワイドになっています。イージーなターン、ノーズライディングが魅力です。
・9.4ft <フルーツポンチPUKEアブストラクト(訳すのがためらわれます)>
・9.4ft <タン&クリアー、GHプリント>
・9.6ft <エッグプラント&クリアー、GHプリント>
・9.6ft <ダークシーフォーム&モスグリーン、GHプリント>
・9.6ft <ダークスレートブルー&フルーツポンチ、GHプリント>
・9.6ft <錆びたコーヒー、GHプリント>
・9.8ft <琥珀&サーモン、GHプリント>


●チープデート:ガトヘロイ唯一のコンケーブノーズライダー。コントロールがイージーなノーズライダーです。
・9.4ft <エッグプラント&マスタード&海鴨、GHウェーブアブストラクト>
・9.6ft <クリアー&PUKE&グレイ、GHウェーブアブストラクト>


●コーディ・スネーク:NEWモデル。コーディらしいハイスピードのライディングができます。
・9.7ft <ブラッドレッド、グレイ、シーフォーム、GHウェーブ>


●コーディ・ピグ:コントロール性が優れ、ホットドッギングなスタイル。
・9.2ft <スレートxラスト>


●キャット・フィッシュ:静波のフィッシュフライで披露し、自画自賛したツインフィンロングボード。浮力、コントロール性、スピードなどツインフィンには思えぬほどの素晴らしい性能です。
・9.4ft <ライトイエロー、インレイアブストラクト、グラスオン>



>>>写真は、カリフォルニアで最高の品質を誇る、ウォーターマンギルドにて最終工程にあるガトヘロイのボードです。



本日より店頭に、アレックス・ノストの「Beach Blanket Burnout」のDVDがフォトブックとセットで販売されています。そして、この秋に向けて、新しい動きを始める予定です。



>>>先日、記述のとおり、NEWプロジェクトが動き出したアレックス・ノストとイエローバン



>>>彼らのスタジオ&ライフスペース



>>>もちろん、ニューポートビーチで「ブレずに」絶大な信頼を誇る、ダノーも元気でした。近日、「ジェレッド・メル」モデルも発売予定です。



その他、ハーバーからは来年早々、「50周年メモリアルブック」が発売予定です。

また、来年50周年を迎える、ウェーバーでもレジェンド勢ぞろいのイベントや、メモリアルブックの発売など、景気が悪くても話題盛りだくさんのカリフォルニアサーフシーンです。