カリフォルニアに出張中のスタッフから、レポートの第2弾が届きましたので、ご紹介させていただきます。
今回は、今年創立50周年を迎えるハーバーサーフボードからのレポートです。
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先週までは28度近くあり暖かい日が続いていたとのことでしたが、到着してからは厚い雲に覆われ、時々スコールのような強い雨が降り、東京と変わらないくらいの寒さを感じています。
そんな中ハーバーサーフボード本店を訪ねてみました。
出迎えてくれたのはリッチハーバーと娘のメリッサでした。
メリッサは女性らしく日常の話を話したがっていましたが、リッチは現在進めているバルサボードのシェイプを披露したかったらしく、メリッサの話を中断させ50周年を迎えた記念プロジェクトについて話してくれました。
現在リッチハーバーは首の具合が悪くメインシェイパーの座をティムスタンプスに譲りましたが、今回のバルサボードのシェイプは全て独りでこなしているそうです。通常のフォームボードと違い、削るために必要な道具類の全てが市販されているわけではありません。ですのでまずは必要な道具を揃えるところから始めたそうです。さらにレッドウッドとバルサを組み合わせて作られる今回のボードですが、長年の使用に耐えられるようにねじれが起こさないような工夫もなされていましたが、それらもすべてリッチハーバー自身が考案したそうです。
現在は上を向くことも難しく、来月にはもう一度手術のために入院を余儀なくされるそうですが、
誰にも教わることなく15歳で初めてシェイプしたときと同じく創意工夫して作ることが非常に楽しいと語ってくれました。
シリアルナンバーがちょうど#30000になるバルサボードは自分のために削ると言っていましたが、貴重なシェイプシーンを披露してくれたのでこの場でご紹介したいと思います。
今は無きクラークフォームに創業当時から多大な影響を与え、クラフトマンシップ溢れるリッチハーバーが作り出すバルサボード、今から仕上りが非常に楽しみです。
また、リッチは今年、バナナ、サンオーにマイナーチェンジを施したそうです。
両モデルとも非常に僅かですが幅を増やし、バナナはスカッシュテールの角を若干丸くし、よりモデルごとの差別化を狙ったそうです。
来週帰国のときに、限定の「50周年記念バージョン」のステッカーを持って帰ります。
次回はブラッキーズの代表的存在、ダノーの最新情報をお伝えします。