シーコングの澤野です。
CJネルソンのCityFog、DeweyWeberのコンテストに引き続き、話題に事欠かないガトヘロイについて触れたいと思います。
先の出張の目的は先日入荷したばかりのCJネルソンプロデュースのCityFogの進行状況の確認でしたので、毎度お騒がせしているGatoHeroiのロビーに合うのは2日経った夜になりました。
それまでに会った人たちが口々に「ロビーにはもう会ったのか?」「ロビーは何してるんだ?」「ロビーは元気か?」などと、ほとんど皆といっても言い過ぎじゃないくらい尋ねてきました。(その理由は後々判明することになりました)
毎度のことと言えばその通りなのですが、それにしても今回はこちらが聞き返したくなる程聞かれたので、はて、また何かあったのか?と少々不安になりながら会うこととなりました。
現在のカリフォルニア・ロングボードシーンにおいて、情報発信の中心にあると言っても過言ではないコスタメサ。そのコスタメサにガトヘロイのSHOP兼FACTORYはあります。
1653 Superior Ave. CostaMesa, CA
以前訪れたときよりも店内は綺麗に片付けられており、先日サンタアナで行われた【SOS Surfin' U$A】のアートショーの際に使われていたディスプレーがそのまま店内に展示されていて、いわゆるサーフショップのそれとは雰囲気の違ったアーティスティックな店内になっていました。
さらにストックボードもTシャツ類もきちんと販売されていたのが非常に印象的でした。
普通でしたらこういった状態が当たり前と思ってしまうのですが、皆様ご存知の通り、ロビー&クリスにとっては非常に珍しいことで、逆にいぶかってしまう自分がいたりします。
そうこうしているうちにロビーが現れたのですが、ぱっと見は健康そうで、少し前に患っていた足も完治しているようでした。が、よくよく見ると前歯2本は針金で固定されていて、鼻の周りも赤く、目の下は黒くあざになっているのがわかりました。
どうやら乱闘騒ぎに巻き込まれ、鼻は折れ、前歯2本も折れ、目の周りにもあざが出来たそうで、痛いと言いながらも差し歯を見せながら笑っていました。
クリスはクリスで裁判所の命令で、勤務地であるガトヘロイのショップと自宅の往復しか許されていないらしく、外食も、ましてや飲酒などはもっての他とのことで嘆いていました。
2人共可愛そうと言えばそうなのですが、これでようやく店内が片付いてる理由が分かったような気がしました。
騒ぐことも、出歩くこともままならない状態なので、シェイプに専念しTシャツの染めやデザインをコツコツとやれているんだと思います。それにしても今回の短い滞在中に何本削ったのかわからないくらい、今まで見たこともないような集中力でシェイプしていたのが印象的でした。シェイプが終わった物を見せながら説明してくれましたが、ますますコンセプチュアルで研ぎ澄まされた感じがあり、まだまだ進化し続けていると思わされてしまいました。
後日海でのライディングを見たときに何となくその意味が分かったような気がしたのですが、クルーであるコーディー・シンプキンスのライディングと合わせて、改めてご紹介させていただきたいと思います。
その成果なのかは分かりませんが、現在ガトヘロイのショップには選べるだけのボードがストックされています。もちろんオリジナルティー溢れるガトヘロイらしいデザインから、80年代を意識した色使いのものまで、相変わらず唸らされるデザインと、素晴らしいシェイプのボードでしたので、カリフォルニアに行かれる際には是非立ち寄ってみてください。
明日到着予定のボードの中には上記写真の中の物が含まれていますので、合わせてチェックしてみてください。
いつもながら話題に事欠かないガトヘロイ。次回ももう一度、サーフシーンも織り交ぜて彼らについて触れたいと思いますので、是非ご覧になってください。