シーコング店長ブログ

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錦糸町店の藤屋です。
今日はサーフボードのモデル名に付いて考えてみたいと思います。今回取上げるボードはハンセン・スーパーライトモデル。モデル名が”スーパーライト”となっているにも関わらずそれ程軽くない。ボードを抱えて見るとむしろ他のボードと比べて若干ずっしりとした重みが伝わってきます。お客様に「スーパーライト見せてください!」と言われた瞬間に何故か”ドキドキ”してしまうそんなボードです。サーフボードのモデル名にはよく考えると不思議な名前が付いているボードがあります。ハーバー”バナナ”モデル。サーフィンとはかけ離れた名前が付けられていますが、このモデルにはちゃんとした由来があるのです。当時のボードとしてはロッカーが強く、また最初に作られたボードが鮮やかな黄色だったので海の中の巨大なバナナといった愛称で呼ばれていたとの事です。単に思いつきでモデル名が付けられていないという事は、スーパーライトモデルも何かの由来があるはずです。資料等がないので勝手な私の想像ですが、ボードが作られた当時1960年代のボードとしてはスーパーライトだった筈である。サーフボードの材料・ガラスクロス、ポリウレタンフォーム全てが重かった時代に、堂々と”スーパーライト”と名付けられたこのボードは衝撃的だったと思います。美しい流線形のアウトライン、綺麗にブレンドされたラウンドボトム。非常にクラシックスタイルなボードです。ボードの重さも、乗り味も今となっては軽くありませんが、何か内に秘めたボードのような気がします。